趣味Web 小説 2005-05-26

やってこなかった「俗物図鑑」の世界

WWW の現状と「俗物図鑑」の世界は、かなり異なっています。ネットで大きく流行るのは、実社会で大きく流行っているものと同じ。趣味に打ち込んできた特異な個性がメディアを侵食していくのではなく、大衆ウケする才能を埋もれさせていた人がヒットを飛ばしているのではないか。ガ島通信日経BPのコラムのひとつになり、切込隊長は新聞への寄稿や雑誌への連載が増えているのだけれども、その様子を見ると有名ブロガーの社会的位置づけがよくわかるように思う。

ディープなユーザになればなるほどネットと実社会の距離感がつかめなくなりやすいという面はあって、教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書でばるぼらさんが、「今後は企業のコンテンツがネットの主役になる」と予測されていて困惑。

3年前の時点でこれほど圧倒的に個人は負けていた事実を、まず認識すべき。当時既に ZAKZAK や asahi.com は1日1000万ページビューを安定して稼いでいました(ASCII刊 WebDesign2003WebDesign2002)。つまり現在のアキバblogも、企業運営サイトの頂点とは規模において比較にならないことがわかると思う。

参考
追記(2005-05-28)

ばるぼらさんよりしばさん(あやしいわーるど元管理者)の方が通りがいいと思って、ばるぼらさんの予想に同意しているように見えたしばさんの名前を記事中に使っていたのですが、指摘を受けて一部書き換え。

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