Nielsen/NetRatings 2002年3月調べのデータですが。
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個人サイトなんて、それほどたいしたシェアをもっていないということは、このデータからも十分にわかりますね。nifty.ne.jp(nifty会員のサイト群)とnifty.com、あるいはGeocitiesとYahooの比較でもいいわけですが、圧倒的な力の差があることは明白です。
ちなみに2002年11月29日のReadMe!JAPANアクセスランキングの全カウント数の合計は105万でした。これは1人でいくつものサイトを見ていれば、どんどん重複カウントされてしまう数字です。したがって、ReadMe!登録サイトを見ている実際の人数は多く見積もっても50万人程度でしょう。2002年2月の日本のWWW利用者数は4619万人ですから、ReadMe!およびその周辺のサイトを見ている人は、たったの1%です。
デザイン講座[企画篇]にも書きましたが、数字は残酷ですよね。あの2ちゃんねるだって、なんだかんだいってトップ30に入ってこない。具体的な数字を挙げれば、利用者数257万人、22444万PVですから、ネット利用者の5.5%しか利用していないわけです。18人に1人しか見ないサイト、それが2ちゃんねる。毎週220円を要求する週刊少年ジャンプ(350万部)に、いまだに単純な読者数でも負けています。
こうした数字を見せつけられると、ReadMe!で少々順位を上げる程度のことは、たとえ必死になってなりふり構わない人がいたとしても、しょせんはその結果なんてたかがしれているわけです。アクセスほしい病なんて、世の中には何の実害もない。小さな、小さな世界の話でしかない。
ReadMe!だけがテキストサイトの世界じゃないというのは当然のことですが、しかし、ReadMe!登録サイトの10倍以上もテキストサイトがあるとは思えないわけです。ましてや、ReadMe!登録サイトの10倍以上の読者がいるとは。と、すると、テキストサイトの世界なんて、所詮は50×3(~5)万人程度しか読者のいない世界ということになりそうですね。つまり、全WWW利用者の3~5%だけが興味を持っているのだ、と。私の数字のいじり方はかなりいい加減ですが、それでもとにかくテキストサイトの読者層が全WWW利用者の10%には達しないだろう、ということだけはいえそうです。
井の中の蛙、大海を知らず。自戒を込めて。(今回の話はblog草創期発言に対してWeb日記は既に定着期、成熟期といった反論があったことへの皮肉です。この程度で定着、成熟してしまったという悲しさを、もっと感じるべきですよ。何を誇らしげにしているのか、といいたい)