趣味Web 小説 2002-11-23

アクセス解析:CGI BOY → infoseek

プレスリリースはまだ出ていませんが。

平素は、株式会社キープライムのCGIBOYレンタル・アクセス解析をご利用頂き、誠に有難うございます。皆様にご愛顧いただいておりましたCGIBOYレンタル・アクセス解析は、2002年12月05日(木)より、株式会社インフォシークにて「infoseek アクセス解析」として新たにサービスを展開してまいります。

これに伴い、ユーザー様にはアクセス解析サービスだけでなく、今後インフォシークの精度の高い検索サービスと融合し、利便性を高めていただくとともに、インフォシークのコミュニティサービス、ホームページサービス、掲示板、チャット、プロフィール、メーリングリスト、フォトアルバム等の機能をご利用いただくことができます。

ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒理解ご協力を御願いいたします。

インフォシークが生き残りをかけて大胆な拡大戦略を着々と実行中。Coolと提携、Hoops吸収、そして今度はCGIBOYのキラーコンテンツ、アクセス解析サービスを吸収するとのこと。これでインフォシークは有料・無料あわせて100万アカウント以上の利用者を抱える(主に)個人向けのレンタルサーバサービスと、アクセス解析サービスを提供することになります。検索エンジンとしてのインフォシークは、もはや敗北したといってよい状況(でもやめるわけには)ですから、ろくに儲からないだろうとは思うものの個人サイト作成支援サービスに注力してみるのは悪くないのかもしれません。こっちはまだ負けと決まっちゃいないですからね。

個人サイトは無料サーバで作るのが当たり前、という雰囲気はいまだに根強くあるように思います。けれども、いい加減に有料サーバが常識という方向へ転回しないと……。livedoorは150万もの会員(Coolと統合後のインフォシークより多い)を獲得しながら倒産しましたしね。末期にはさんざんサーバが重いとか何とかいわれていたわけですが、やはりきつかったようです。(どうでもいいことですが、私は今までlivedoorをリブドアと読んでいましたが本当はライブドアだったんですね……)

株式会社ライブドアの事業を引き継ぐ株式会社オン・ザ・エッジはAirH"のDDIポケットとは何の関係もなくて、マカーならお馴染みのメールソフト「Eudora」日本語版を開発・販売したり、プロジーグループを子会社化したりして上り調子のIT屋です。成功するインターネットを公式サイトのトップに掲げる標語としている、ちょっとアレな会社でもあります。

エッジの堀江社長によれば、livedoorのサービスは今回の倒産を機にどーんと向上するそうです。利用者の皆様、株式会社ライブドアが倒産してエッジが引き継ぐことになったことを喜んでくださいって感じですか。なんというか、悲しい話ですね。ライブドア旧経営陣の心中お察しします。でも社員は案外、手塩にかけたサービスがよりよい形で生き残ることに安堵しているかもしれません。

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