アンケート結果を見ての通りで、ユーザフレンドリーな企業としては、新仕様は当然の選択であった、と私は思う。その他、詳細は香雪ジャーナルに概ね同意。
さて本題。
私は公開した記事に後から手を入れまくるので、最近1年くらい del 要素とか ins 要素を使っていない。ときには記事の趣旨自体、変わってしまうのだからひどい。はてなブックマークに引用されている部分がそっくり消えていたりするのは、そのためです。圧力とかじゃなくて、単に推敲過程で消しただけ。
でまあ、そんな私からみて、追記のスタイル設定として「下線を引く」ってのは、正直どうかな、と。
ins 要素はインラインでもブロックレベルでも用いられるので、たしかにスタイル設定は悩みどころ。ちなみに「下線を引く」ことは W3C の CSS2 勧告附記 A で提案されています。CSS2実装時のデフォルトスタイルシートとしては以下を採用するよう推奨する
なんて書いてありますので、たいていのブラウザがこれにしたがっているわけですね。
私も昔は下線を引いていたのですが、なんだか目立ちすぎます。なまじっかの強調スタイルより目立ち、何より文章が読みにくくなってしまう。「追記」かどうかって、それほど重要な情報か? と思い、私はしばらく前に think (デフォルトスタイル)の ins 要素関連の記述を変更し、薄い色の背景色をつけるだけにしました。
真琴さんは追記や削除にこだわる方なので、この記事に限らず、hxxk.jp のあちこちに追記部分が出てきます。グレーで点線だからそれほどでもないのですが、最近はこの程度でも何となく……。Opera ではユーザモード常用なので忘れていますが、IE で見ると気になるんですよね。
ちなみに think では del 要素を display:none; としています。ブラウザは del 要素の内容を表示しないかもしれませんよ、ということは HTML4.01 の勧告に記載されてます。じゃあ、別に構わないかな、という発想。正直、スタイルを考えるのが面倒になったので、「もういいや、消しちゃえ」という安直な……。