趣味Web 小説 2005-06-06

Advice336 星のかけら

ご依頼人と Web サイトのご紹介

学生生活を満喫中の hiro さんが日記と小説と写真を公開しているウェブサイトです。

3月29日にアドバイスの依頼がありまして、2ヶ月余りお待たせしている間に驚きのリニューアルが。ここで FLASH が出てくるとは思いませんでした。

ただ、たいへん苦労されたことが予想されるのにこういったことをいうのは非常に心苦しいのですけれども、今回のリニューアル、正直どうかな、と思います。以前の方がよかったとは申しません。でも今のデザインがいいかというと、それも疑問があるのです。

ご相談の内容

日記と趣味の写真をメインとしたサイトです。シンプルさを前提に作ってみたんですが、意外と受けが悪かったので、何が悪いのか洗いざらい言ってほしいです。お願いします。

アドバイスいろいろ
1.参った

内容は昔ながらのテキストサイトで、フォントいじりで楽しくやっていこうという。更新頻度は低いけど、けっこう面白いし、いいと思います。思いますが、思いますが……。

いや、参りました。勘弁してください。

リニューアル前の様子も、記録はとっていないけれど、拝見はしていたのです。意外と受けが悪かったのでと hiro さんはおっしゃる。そりゃ、受けが悪いでしょう。シンプルさを前提に作ってみたんですがとおっしゃるのですが、どうしてシンプルを目指して、こうなってしまうのでしょう? たしかにゴテゴテしたくどさはありません。でも、余計なことをたくさんやりすぎているように思います。

シンプルに、作ればいいと思うのですよ。難しく考える必要はないのです。最低限のナビゲーションをきちんと用意して、各ページのデザインは淡々とまとめればよいのです。といっても、そこのところで何か躓いていらっしゃるわけですよね。とすると、私は正直、別の道を勧めたいですね。そのあたりもまあ、追々。

2.瑣末なツッコミ
  • deary というファイル名が気になります。diary (ダイアリー)のもじりでしょうか。
  • deary10 が2004年10月の日記、deary11 が2004年11月、deary12 がリンク切れ、deary2.htm が2005年2月、deary3 が2005年3・4月、そしてなぜか deary1 が2005年5月の日記。変じゃないですか。
  • あと、1年以上更新し続けることを考えて、ファイル名に年も含めるか、フォルダを分けた方がいいと思いますね。
  • 日記の「back」というリンク先が dearymain.htm なんですけど、それは最新の日記ファイルではあるけれど、目次じゃないんですね。長~いふぁいるを最後までスクロールして、「Home」から表紙へ戻らないと目次にたどりつきません。表紙からしか過去ログへはいけないのだから、「back」するなら表紙へ戻るのが順当では?
  • 表紙の FLASH ナビゲーション、なるほどきれいではあります。でも非常に使いにくい感じがします。まず何が書いてあるのかよくわからないですよね。シンプルに2004年10月、11月、12月、2005年2月、3・4月、5月……って書いた方がよいのではないかと思います。「kannaduki」が「神無月」のことで、すなわち「10月」を意味しているとか、そういったことを考えさせる意味がよくわからない。マウスを上へ持っていくと、「kannaduki(october)」なんて説明がスライドで出てくるのですが、仮に日本語が使えないといった事情があるのだとしても、最初から「diary 2004.10」と表示しておけばいいじゃないですか。これにはイライラさせられました。
  • 「help」がリンク切れしています。
  • 小説へ移動すると、表紙に戻るリンクがありません。
  • 「photo station」は画像が多すぎて重いので、ページを適当に分けた方がよいのでは? といってもそれは面倒でしょうから、はてなフォトライフを使うことをお勧めします。更新もすごく楽になると思いますし、閲覧者にも便利で嬉しいことづくめではないかと。容量制限が厳しいから嫌だ、ということであれば、goo ブログはいかがでしょうか。無料で 3GB 使えます。機能が少ない分、操作は簡単。どんどん画像を投稿できますよ。
  • 「link」の「侍魂」の画像が、なんか変。ウェブアートデザイナーで、黒い背景をつけた方がいいんじゃないでしょうか。作業手順は、まず黒い四角を描きまして、その上に画像をドラッグアンドドロップ。まとめてグループ化し、ウェブ形式で保存。この際、形式は何でもいいですが、PNG が無難ですね。(という説明がわからない場合、説明書を読むかビルダー7の入門書を古本屋で買うかすることを勧めます)
3.本題

せっかくホームページビルダー7を所有していらっしゃるのに、全然その機能を使いこなせていないのが残念です。まあたしかに、ちゃんと勉強しないとビルダーはワケわからないですよね。かといって、勉強するのはだるい。そういった気分はわかります。でも例えば、超初心者向けに用意されているテンプレート機能くらいは説明書を読めば10分で使えるようになるはず。そのテンプレート機能で、半自動でホームページを作ってしまった方が、閲覧者にとってもう少しわかりやすくなるのではないか、という気はします。

「星のかけら」のデザインには変なところがたくさんあります。ふつうじゃない。それは個性なのかもしれませんけれども、他人に喜ばれる個性と、そうではない個性が世の中に存在することはよくお分かりのはずです。でも、じゃあどうしたらいいのかというところで、困ってしまう。まあ、そういうものだとは思います。

で、ここからはぶっちゃけた話をさせてください。

従来、hiro さんのような方は自分で1からホームページを作ろうとは考えなかったろうと思うのです。いや、一度は考えても、作成過程で何かに絶望したりして、別の道を模索されたのではないか。あるいはいったん完成させてしまってもですね、「何だかなあ」と思って、将来を考え直すことになったのではないか。

「別の道」とは、簡単にいえばレンタルサービスです。形はサービス提供者に決めてもらう。自分はひたすら文章を書くだけですよ、みたいな立場へ移行するわけです。

今、ブログというのが人気あります。ご存じなければ、調べてみてください。Yahoo もライブドアも力を入れているサービスです。検索エンジンで「Yahoo ブログ」とか「ライブドア ブログ」などと調べれば、すぐにわかります。といっても調べるのは面倒でしょうからリンクしますね。

えー、こんなのは嫌だよ、と思われるかもしれない。でも、悪いことはいいません。今のサイトはそのまま残しておいていいですから、仮移転、してみてください。昔のレンタル日記サービスと違って、写真とかもどんどんアップロードできますし、携帯電話からの投稿も可能だったりします。写メールで更新できちゃう。すごく簡単で便利になってます。見た目もたくさんのテンプレートから選ぶことができて、探せばひとつくらい気に入るのがあるんじゃないか、と思うのです。これまでの過去ログも移転できます。ちょっと手間はかかりますけど。

いろいろサイト内を見て回って、つくづく思ったのです。1から作ろうとするのはやめて、例えばブログに移行してしまう方がよいのではないか、と。「実録鬼嫁日記」をご覧くださいな。「フォントいじり+改行しまくり」というスタイルがブログでも問題なく通用する好例です。

HP評価コムは私も拝見しましたが、私の意見は他の方とは違います。内容は現状維持で全然かまわないと思います。方向性もハッキリしなくていい。写真も日記もごちゃ混ぜでいいと思う。スクロールがたくさん必要なのも、別に問題ではない。じゃあ何が問題かといえば、ひとつはサイトのデザイン、そして更新頻度ですね。

ブログを使えば2つの問題が同時に解決されるわけです。更新は携帯電話からできてしまえるから、これ以上ラクなこともないでしょう。日常雑記を増やせば、毎日だって書ける。そしてレンタルブログの場合、新着記事が自動でポータルに表示されますから、更新回数が多いだけで一定数のお客さんがきます。バカみたいな話ですが。というわけで hiro さんにとって。悪い話じゃない。そしてデザインもわかりやすく便利になる(はずです)から、閲覧者も嬉しい。

4.もうひとつの提案

いーや、ブログなんて認めないぞ、という場合、もうひとつの提案を用意しています。これは無料じゃなくて有料になってしまいますが……。

ウェブ製作ソフトウェアです。ホームページビルダーを買って、FLASH を買って、また新しく買えっていうのか! とお怒りになるかもしれませんが、私が思うに、hiro さんがこれまで使ってきたソフトウェアは自由度が高すぎるんですね。何でもできる代わりに、よく考えないと何もできない。変なことを考えたら変な結果になってしまう。そういったところに問題があった。

だから逆に、できることの限られているソフトウェアがいいのではないか。

……と説明すると、ブログと同じじゃないか、と思われるかもしれません。ある意味、その通り。ただ、結果としてできるものは、かなり異なります。

利用者の声と作例をいくつかご紹介します。これはメーカの公式サイトで紹介されているようなものではなく、Google で検索して上位に登場する一般ユーザの感想と実例です。

いかがでしょうか。ビルダーなどの場合、日記にソフトウェアの紹介記事を初めて書く段階では作例を紹介できないことがふつうです。ところが ID ではそれができてしまう。なぜかといえば、操作が嘘みたいに簡単だからです。それでいて、結果はご覧の通りで、素人が作ったものとは思えない出来栄えですよね。きれいでカッコいい。

とりあえず14日間、機能制限無しで使えるお試しバージョンが公式サイトでダウンロードできますので、ちょっとでも興味を持たれたなら、ぜひ一度試してみてください。なお、作例をご覧いただければお分かりの通り、ID を使うとブロードバンド専用サイトになります。ま、hiro さんがブロードバンド利用者ならば、そのことはあまり気にする必要ないでしょう。ナローバンド利用者は怒るかもしれませんが、別にサイトの人気には影響しません。

ただし総 FLASH サイトとなる都合上、検索エンジンからのアクセスは期待できません。したがって、いくつかのサイトと相互リンクするとか、方法は何でもいいですけれども、最低限の訪問者を呼び込む手段を用意しておく必要があります。いったん人気が出れば、あとは芋づる式です。検索エンジンなんてオマケです。でも最初から訪問者がゼロではどうしようもないんですよね。

その意味で、ID を使う場合、現在のサイトも大切に残してください。日記とか消してはいけない。で、「Home」のリンク先を ID で作ったサイトにします。ただしその場合、現在のサイトの表紙のどこかに HTML 版表紙へのリンクを用意してくださいね。FLASH メニューだけだと、検索エンジンのロボットは広告のリンクしかたどってくれません。せっかく日記という検索エンジン引っ掛け資産があるのに、現状はもったいないです。

5.というわけで

おそらくご期待とは異なるアドバイスでしょう。申し訳ありません。でも、きっとこれが一番いいと思います。私はアドバイスを延々とお待たせしてきましたけれども、これまで何度もそちらには伺ってます。それでずっと考えてきたんですが、やはり今のサイトをどうこうするというのではなくてですね、抜本的にウェブサイト製作の手法を変えてしまった方がいいのではないか、と。

以上、参考にならなかったかもしれませんが、どうかご寛恕ねがいます。

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