先月末に局所的ブームを巻き起こした毎日が修行中の一般庶民デザイナー
、ヒトミンさんの記事について。
内容も順番も錯綜気味。
これは都市伝説ではなかろうか。検索エンジンが CSS を解釈しているという証言、あるいは信頼に足る状況証拠を私は知りません。コメント欄にもあるとおり、HTML や CSS がどうこうなんてのは割とどうでもいい話なので、つまらないことを気にしている方が損だろうと思う。
ちなみに日本で最も PageRank の高いウェブサイトは W3C と関わりが深い慶応大学です(注:W3C の公式文書の末尾には Copyright c 1994-2005 W3CR (MIT, ERCIM, Keio), All Rights Reserved. といった著作権表示が付されることによる)。
大切なのは良質のリンクを集めること。他はどうでもいいんじゃないか。もちろん、ウェブでのサイト間交流に乏しい企業サイトが良質なリンクを集めるのは簡単なことではない。また特定の検索語での上位表示を狙うならテキストの書き方に工夫が必要となる。しかし究極的には「広告枠を買えばいい」という話になっていく。(詳細は「SEOを超えたホームページ集客術」を参照のこと)
どうでもいいけど、ヒトミンさんの運営するウェブサイトはタイトルがよくわからない(参考記事)。
他人がいろいろな呼び方をするのは仕方ないとしても、自分自身の表記くらいは何とかならないのか、と思わないでもない。どうでもいいけど
というのは、別にそうした問題があっても、実のところ誰も困らないから。表記揺れには検索エンジンにいろいろな検索語で拾ってもらえる効果もあるわけで、私が一人不愉快になっているだけの話。
「不愉快」なんて書くと気になってしまうかもしれないけれども、どうせ私は一見の客に過ぎない。表記揺れがあってもなくても私は常連客にはならない。そもそも Dreamweaver のユーザじゃないのだから。
マックとウインドウズでは、いろいろ見た目が変わりますよね。それにファイルのやり取りで面倒な事が多い。_| ̄|○ ウインドウズ派な私としては、マックをウインドウズが買収して、ウインドウズ統一国家になる事を望んでいます。(小市民な野望)
ありがちな愚痴。無力な人間の独り言なんか放っておけばいいように思うのだけれど、もちろんこの発言を批判する自由はある。
きっついなー。で、こうなりました。
荒しがありました。対策のため、ここの記事のみ一時TB&コメント閉め切りです!
めでたし、めでたし。
アクセス解析で、一体何のキーワードでご来訪があるのかを見てみました。SEO対策には欠かせないキーワード集計。できるだけ毎日チェックしています。
そういうことにはマジメなんだなー。ちなみにヒトミンさんが利用されているアクセス解析 CGI は 高機能アクセス解析CGI Professional です。これは私も好きで数年前から利用しています。
とか何とかいってみても、ヒトミンさんの画像の製作テクニックは全く私の及ぶところではなくて、やはりプロと素人の一番わかりやすい技能差は画像まわりだよなー、と、あらためて感じました。そして現実問題、クライアントはその画面構成と画像製作のテクニックに惚れ込んで「さすがプロは違う!」とお金を出すのだから、これはおかしなことでもなんでもない。
HTML がどうだとかこうだとか、そんなところにお金を払うクライアントは滅多にいないわけだから、プロが見た目にこだわるのは当然なんですよね。
id:ryuzi_kambe さんはWEBデザイナーの参考書にある本の一つくらいには、元の記事の発言がおかしいと理解させてくれる内容が書いてあるとは思うのだが・・・紹介はしているが読んでいないか、あえてそういうことが書いていない本をセレクトしているのか?
と疑問を提起されていますので、簡単にご説明しましょう。
紹介されている本の大半に私は目を通していますが、たしかに大半は「見た目」をどうしたらいいか、という本です。例外といってよいのは標準Webデザイン講座 基礎編ですが、総華的な解説書なので、ユニバーサルな情報伝達手段という考え方を身に着けるに十分とはいいがたい。HTML&CSSマスターブックはよい解説書ですが、やはり入門書ですから本質に踏み込むには至りません。
そもそも HTML は環境に依存しないのだから、見た目が崩れたってユニバーサルという特質は何らの影響も受けないはずなのですが、現状では閲覧者の意識の低さゆえに「見た目」が全てといわざるを得ないのが実情です。そのため、ヒトミンさんのお勧め本の内、前出の2冊以外にはブラウザごとに見た目が違ってしまうことを戒める記述が目立ちます。事実上、テーブルレイアウトで文書構造を多少犠牲にしてでも見た目を意図通りに伝えることを推奨しているわけです。
プロはお金を貰って仕事をするわけだから、一流どころを抜きにすれば、お客様の意向に応えることで精一杯なのは致し方ないと私は思います。多環境で見た目を統一することが求められている以上、現実に存在する WinIE と MacIE や safari との表示結果の差に愚痴りたくなるのはわかる。(ちなみに PDF 化はクライアントから NO が突きつけられるので不可。全部画像化は DQ8 の公式サイトなどで採用されたケースあり。Flash 化は最近のトレンド)