趣味Web 小説 2005-08-14

CSS によるレイアウトの解説書

Folio の新刊はいつ発行されるのですか? というご質問がありましたので、回答いたします。

10月以降です。まだまだお待たせすることになります。忘れた頃の発行になりますから、お楽しみに。

で、私の連載記事「"いろは"の先のCSS」ですけれども、次回で終わりにしようかな……とも思っています。それは何故かといいますと、連載開始当初と異なり、現在では文法とスタイル設定の初歩を学んだ人が次の一歩を踏み出すための学習ステップが整備されているからです。

外間かおりさんという技術書作家がいまして、私は最初、「ポータル、プロバイダ別blogデザインカスタマイズ事典」という非常に分厚い本で存在を知りました。この本は無学な読者が頭を使わず読めるよう配慮されており、つまり私の嫌いなタイプの本だったんですけれども、ほしい人には非常に役立つ本だよな……と思って、そこそこ誉めるレビューを書いた記憶があります(読み直してみたら点数は辛かった)。

で、しばらく忘れていたのですが、今年になって「HTML&スタイルシートレイアウトブック」という本を発表されたわけです。読んで驚きましたね。なーんだ、もう私の記事なんて全然、存在意義ないじゃない、と。私の記事からお説教くささを抜いて、図解を親切に、解説をていねいにした感じの良書。お説教がないのも良し悪しありますから一概にどうこうとは申しませんけれども、まあ、衝撃でした。

そしたらほぼ同時に今度は大藤幹さんが中級者向けにやってくれたわけですよ。「スタイルシートによるレイアウトデザイン見本帖」……ううむ、もうね、みんなこういう本を読めばいいんですよ。もともと私の連載は森田雄さんの「そろそろスタイルシートで」という雑誌記事(現在はウェブで公開されている)に感化されて、書籍でもウェブでもなかなか読めない解説を書いたら、たとえそれが素人談義でも多少は意味があるだろうと、そう思って書いてきたんです。いい本が2冊も出た今、それらを買って読んだらいいんじゃない? という気分になってしまうのも無理からぬところとご理解いただきたく。

ポータル、プロバイダ別blogデザインカスタマイズ事典 HTML&スタイルシートレイアウトブック―「脱!フレーム&テーブル」で「最新・標準」レイアウトにリメイク! スタイルシートによるレイアウトデザイン見本帖

話かわって、ウェブサイト作成指南書には「おじさん本」という分野がありまして、たいてい技術的な観点からいうと滅茶苦茶なことが書かれているわけです。こんな説明を「理解」して「よくわかった!」といわれても困るよな……トホホ、ってな感じ。佐藤信正さんの著書に出会ったときも、こりゃひどい内容に間違いないと思いました。

ホームページリフォーム大作戦―必ず行列ができる! Flash MX ActionScriptほぼ10行道場

ところが、これは悪くありませんでした。まあその、私ならこういう説明はしない、という箇所はあるのですが、概ね満足。「おじさん本」もこれからはこういうレベルで書いてほしいな、と思いました。ところがその後、「おじさん本」は SEO とブログ、アフィリエイトにシフトしまして、ウェブサイト作成指南の解説書から撤退してしまったようです。時代が変わったんですね。

佐藤信正さんの新刊って最近出てないよな……と思って書店をめぐっていたら、外間さんと佐藤さんの共著「Flash MX ActionScriptほぼ10行道場」を発見。あとで調べてみたら共著は3冊もありました。けっこう解説スタイルが違う作家さんなのに、面白いな、と思ったんです。というわけで外間さんの日記を読んでみたら、やっぱりご夫婦だったんですね。ひとつ謎が解けてスッキリ。

ふと思い出してこんな記事を書いたのは、佐藤信正さんの1年3ヶ月ぶりの新刊「ブラウザー・スクリプティング―これは便利!ブラウザー超カスタマイズTips集」を書店で発見したからです。面白そうなので買ってきました。タイトルは派手ですが、本になるくらいだからマニアックなテクニックが載っているわけではないです。……その点さえ気をつけていただければ、楽しい本ですよ。

ブラウザー・スクリプティング―これは便利!ブラウザー超カスタマイズTips集

そういえば津田大介さんは「アマゾる」を出版されましたが、松永英明さんはしばらく著書が出ていません。作家さんってどうやって生きているんだろう。ジェームズ・アレンには興味なかったんだけど、松永さんが翻訳された「幸せと成功への扉」を買ってみようかな。読んでみれば面白いのかもしれない。

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