筆者の福島由美さんは拓殖大学で国際ビジネスコミュニケーション論などの非常勤講師をなさっている異文化ビジネスコンサルタント。「異端パワー―「個の市場価値」を活かす組織革新」という著書もある。そんな方でも、文体の悩みは素人と何ら変わりがない。
ちなみに私は、「気持ちよく書けること」だけしか考えていない。だから文体の統一は考えない。「だ・である」も「です・ます」もごっちゃに使う。文章の「調子」を整えることの方が自分にとって大切なので。ちなみに、ほぼ日刊イトイ新聞ではより意識的に同様の方針を採用しているそうだ。
私の句読点の打ち方には、音読の癖が、よく出ている。あまり息が続かないので、読点が多い。実際には音読なんてしないのだけれど、頭の中では音読しているので、そういうことになる。頭の中でも息切れするのが、おかしい。
私の文章の書き方も、いろいろ妙なところがある。段落の入れ替え、文章の交換などは日常茶飯事。ひとつの論考を2~4箇所から書き始め、それぞれ途中で行き詰ったものを適当につなげて公開する……といった手法もよく使う。いったん公開した文書を何回でも書き直す。その際、結論も二転三転するので、読んだ時間帯次第で全く逆の印象になってしまったりする。それでも存外、文句が出てこない。
2周年おめでとうございます! あと、私の文体は中学時代から、ほとんど変化していません。