趣味Web 小説 2006-02-09

mixi 足あと帳はいまひとつ使えなかった

こういう「裏技」が出てくるからには、やっぱり需要があるのだろうな……と思ったのだけれど、実際にやってみても、正直いって、あまり面白くなかったです。足あとは最近30件しか記録されず、これはプレミアムコースを選択しても増やせません。当サイトの場合、1時間強で「足あと」が埋まってしまいまして、当然のように知らない人ばかり。これならリンク元を見るほうが楽しい。

あと、1時間で埋まってしまうということは、「うちの読者ってどんな人?」と確認する私の「足あと」が、当サイトを閲覧して間もなく読者のところに記録されるわけで、バレバレじゃないか、と。私のところにはふだん、1日に0.5人しか足あとを残していませんが、同様の読者なら私の mixi アカウントを簡単に突き止められてしまう。何でもプロ(?)はうまいことやるのでしょうが、ど素人がこういうのに手を出すと自分が怪我するね。

だいたいこっちは読者のニックネームとか血液型なんか知っても何にもならないし、ほとんどの読者はそれすら公開していない。mixi の公開プロフィールなんか見たって何一ついいことがない。逆にこちらは「こんにちは、徳保隆夫です」と挨拶回りしているようなものなんで、馬鹿馬鹿しいな。

そんなわけで、読者の1割弱がログイン中の mixi 会員だったという事実だけを成果として、実験、終了。

補注

mixi Alert を利用すれば足あとのログを10万件超も保持できます。「この人、何者?」と思って各人のプロフィールを開くと自分の足あとが向こうに残ってしまいますが、ユーザ名と閲覧記録だけでいいなら、mixi Alert で欲求は満たされるでしょう。でもそれなら、私が利用している高機能アクセス解析 CGI Professional版の方がいい。閲覧者の行動を追跡できるからです。

……ていうか、ローカルで動くソフトウェアだから当たり前なんだけど、mixi Alert ってパソコンの電源を入れてネットにつないでいる間しか機能しないんですね。1日5分~3時間か。1日1回のチェックで足りる(1時間に1~2人が足あとを残すペース)ならいいけどね。何か悪いことに使おうってならともかく、単なるアクセス解析としては、やっぱりいまひとつという感じがします。訪問者の大半が知り合いという零細サイトなら、楽しいかもしれないけれど。

あー、「にゃごろう村」なら、こういうの、ほしかったかもな。山田大佐は知り合いにサイトの宣伝をして、その後の数日間、訪問者のリモートホストの分析を頑張っていたから。1日10~20人しか訪問しないので、リモートホストのダブりは滅多にない。大学からの接続だと、ほぼ確実に誰なのか特定できたのですね。問題は家庭からの接続で、時間帯とかでいろいろ推測していたようです。

みんな会うと「読んでますよ」という。私は知り合いに日記を読ませるのは嫌で、だからこのサイトについては宣伝をしたことがないのだけれど、大佐は40人以上にサイトの紹介をしていたんじゃないかな。でも、リモートホストの記録を見る限り、訪問者はそんなにいない。となると、嘘つきがいるのです。みんな一度は見たのかもしれないけれど、その後は見ていない人がたくさんいるだろう、と。

mixi のログイン状況を見れば、ネット自体ができないとかいったウソは結構ばれるし、足あと帳を解析代わりにすれば、本当のことをいっているのが誰かはたちどころにわかる(笑)。

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