趣味Web 小説 2006-02-21

蔵書整理、ひと段落。

引越しまでに身軽になろう、と思い立ったのは2004年のこと。本格的に蔵書の整理を始めたのは昨年で、以来、きれいな本はオークションで、他は古書店でどんどん売ってきました。あと、雑誌は基本的に廃品回収へ。

昨秋以降、途中まで読んで放り出していた本、まったく積読になっていた本の多くについて、「引越しまでに手放さねばならない。いま読まなければ死ぬまで未読のページに何が書かれていたかわからないままだぞ」と自己暗示をかけてきました。これが意想外に成功しまして、長年、喉に刺さった骨のようになっていた積読本の山が、どんどん発送用の箱の中に消えていく。痛快でしたね。

社会人になって財布の紐が緩んだこと、実家の積読本の大半を持ってきたことが原因で、四畳半の部屋の二畳と押入れの半分を占拠していた大量の本と雑誌。途方に暮れていたのですが、この1年でそれらがどんどん減り、一畳に十分収まる分量となったのは、じつに気持ちいい。いつのまにか蒲団+衣服が書籍を体積で上回るようになりました。重さではまだ負けていそうですけど。ともかく、長い長い闘いではありました。あとは無事に出品中の本が売れてくれるとありがたい。

ちなみに、私の値付けは「バラで転売すれば必ず儲けが出る」ラインを目安としています。オークション相場の3~8割引の価格に設定しているので、全部バラ売りすれば転売しても利益が出ます。私がバラ売りをしないのは、面倒を避け、短期間で売り抜けるため。利益といっても趣味レベルの話で、仕事だと思ったら手間に見合いません。私としては、読みたい人の手に渡ればそれでいいと思っているだけ。

なぜ送料に少し上乗せした金額にするのかというと、たまに送料を踏み倒す不届き者がいるから。保険を積んでいるのだと思ってください。あと、せっかく私がきれいに扱ってきた本をぞんざいにする客が、やっぱりいるわけでしょう。「あげた本」をひどく扱われるのって、嫌なんですよね。こっちが押し付けたなら仕方ないけど。だから、安いなりに値段をつけて「売る」ことにするわけです。「売った」なら諦めもつくから。

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