家計簿なんかつけると性格が暗くなっちゃうよ! というすごいアドバイスを某先輩からいただいたことがあります(笑)
社員寮を出て金銭的に厳しくなったので私も家計簿をつけ始めたわけですが、1日平均1万円超の出費があって血の気が引く。まあ、毎日自転車や電子レンジを買うわけもなく、大根だって1日1本ペースで消費するはずもない。そうとわかってはいても、ね。家計簿をつけるのは4月からにしようか、なんて弱気になったりもする。記録しなくたって出費の事実は消えないことはよくわかっているのだけれど。
ともあれ、自炊が外食と比較して断然安いことは理解しました。100円の豆腐400g(注:100g増量パック)を完食するのに4食要るのです。米を3合炊いたら2合は冷凍というペースだし、80円の三つ葉をしおれる前に食べきるのはけっこう至難の技。たまねぎ1個を食べるのに、これほど苦労するとは思わなかった。1食で4分の1以上はなかなか食べられない。毎日のようにたまねぎを使った料理を本から探し出さないといけないのです。
料理はガスを使うと拘束時間が長くなるし後片付けも面倒くさいので、炊飯器と電子レンジに頼りっきり。味噌汁が準備を含めて10分でできたことには軽く感動しました。鍋を使っても10分でできるって? うーん、そうなのかもしれませんけど、私が鍋を使って10分で作った味噌汁はネギが白くて、かじると涙が……。かつて家庭科は90点台を(ほぼ)キープし続け、たいへんな得意科目だったはずなのですが。
これは私が今、お世話になっている本。書店で立ち読みしているだけでもよくわかったのだけれど、写真がきれいなばっかりの本は、料理が好きで慣れている方向け。紙面は地味でも文字の多い本の方が、私のような初心者には向いています。料理をやってみて、いろいろ思うところはあるので、暇なときに備忘録に書き残しておこうと思う。あ、読者に資するような内容じゃないですから、ご期待は無用のこと。個人的なメモです。今はまだ、頭の中でごちゃごちゃ考えている段階。