ドコモ子会社アルシェール社長大野聡子氏は元AV女優(涼川あんな)では無いと証明しよう!まとめサイト内の1コンテンツ。
こんなことをやいのやいの追究しようというエネルギーがどこから出てくるのか、私にはよくわからない。サルでもわかる
というので期待したが……。
- 公共性の高い一部上場企業であるNTTドコモが、ほぼ100%出資している社内ベンチャー企業である事。
つまり本人はほとんど金を出しておらず、NTTドコモの金(=顧客から徴収した通話料&株主からの出資金)で起業している。- ほんの数十人にアンケートを取るだけ等、業務内容に疑問の多い、怪しい企業である事。
しかもそのアンケート結果も、人数と%の計算が会わない等、本当に行っているのかも疑わしい。- その程度の業務で、社長の年収が1,000万(テレビ朝日談)を超えている事。
- そんな利益の見込めない会社に、NTTドコモは4,500万も出資している事。
- 社員募集の項目に、「女性のみ」という、男女雇用機会均等法に抵触する記述がある事。
- 社長がブログで、「ニートやフリーターは親に恥ずかしい肩書き」と、顧客になる可能性のある人達への侮辱を行っている事。
大野聡子さんは「彼ら」にとって共感できないタイプの金持ちなので、足を引っ張りたいということなのかな。だいたい「問題だ」といっていることと、サイトの主眼とは無関係じゃないか。「疑惑」のある人間をつぶすために確実にダメージを与えられる材料を探そうということ?
AV女優として得た労働報酬を元に起業し、社長となった事が知られている方は何人もいます。その事には何の問題もありませんし、彼女達がその事で、2chで叩かれた事もありません。
預金者の努力の結晶が銀行経由で融資されるなら気にならないのかな。独立系の企業で銀行と付き合いのない会社はないだろう。もし、社内ベンチャー制度を活用して通話料や株主様の出資金が使われることが銀行の融資より気になるとすれば、これも貯蓄率の低下と携帯電話普及の影響なのだろうか。
いずれにせよ大野さんの過去が取り沙汰されなければ(アルシェールがどんな会社にせよ)何の騒ぎにもならなかったはずで、結局、元AV女優という経歴は差別の対象である、と。ふつうに生活している限りはいいけれど、という。この手の「上に行ったら足を引っ張るよ」タイプの差別は庶民様には他人事なので、なかなか撲滅の機運は高まらないだろうな、残念ながら。
あ、ちょっと付言しておくと、この騒動は週刊誌の報道から始まっているので、ネット特有の何とかかんとかではないです。