趣味Web 小説 2007-12-25

若い人向けの漫才は面白いけど疲れちゃう

「M-1グランプリ」という結成10年以内の漫才師グループの日本一決定戦があって、毎年クリスマスの頃にテレビ朝日系で決勝戦が生放送されています。私はずーっと見たことがなかったんだけど、俺パパのアニさんが毎年リアルタイムで感想をアップされていて、少し興味は持っていました。

今年の夏、実家のビデオテープを処分する際、どうしても捨てられないもの(ホームビデオの類)を捨てるため、TVキャプチャを買いました。秋にこれを持ち帰って以降、時間に縛られなければテレビは面白いな、と思うようになって、いろいろ見ています。

そんなわけで、12月22日に2006年の決勝を再編集した番組、23日に2007年の決勝が放送されたので、これを録画して視聴しました。

感想:とっても面白かった。でも、疲れた。

4分の時間制限があるのだそうで、とにかく早口なんだよね。私はどうも集中して画面を見ていられないし、話を聞けない。気を張っていないと、どんどん言葉を聞き逃してしまう。だからキングコングさんとか、とてもついていけなかった。チュートリアルさんも聞こえた範囲内ではすごく面白かったけど、つらかった。

2006年の決勝には変ホ長調という素人コンビさんが進出していました。2年分を見て、いちばん「いいな」と思った。ふつうの人のおしゃべりのスピードで話してくれたのは、この人たちだけだったと思う。

お笑いマニア(?)みたいな人にはあまり評判のよくない「エンタの神様」だけど、私は大好き。だいたひかるさんも世界の梅沢さんも、ちゃんとわたしがついていけるペースで話してくれるのがいい。あと、30秒とか1分という細切れでも面白げな芸を揃えているでしょう。ながら視聴で楽しめるのがいいと思う。

ところで、2007年の優勝者、サンドウィッチマンさんは半ば無名みたいな扱いだったけど、私は「笑点」で拝見したことがあります。だからてっきり「最近はあまりテレビに出ないけど、あ笑いファンならみんな知ってる大ベテラン」なのかと思っていました。ブロゴスフィアの反応を眺めて、あれれ、という感じ。

今、いくつかお笑い番組を見ていますが、私は「笑点」の演芸コーナーがいちばん好きです。23日の「笑点」に出演された堺すすむさん、ゆったりしてて面白くて、よかったなあ。

それにしても、「笑点」って視聴率はすごくいいのに、ブロガーの感想は少ないね。30代以下の人があまり見てないのかな。残念。老年ブロガー、もっと増えてほしいなあ。

余談

テレビのお笑い番組を「つまらない」という人って、ふだん全然笑わない人なのかな。テレビ局は、私たちの日常会話よりは、少なくとも平均的にはずっと面白い内容をたくさん放送していると思う。テレビドラマでも映画でも、しょーもないことで登場人物が笑顔になる。あれをふつうと感じるのは私だけじゃないと思う。

「堺すすむ」で検索してみつけたブログ。私の「面白い」の感覚と近いかな。どうなんでしょ、みなさん、これくらいのことじゃあ笑えないですか?

お笑いに厳しい人を見てて思うのは、舌の肥えた人に思うことと一緒かな。そういう人にしかわからない至福の境地というのがあるのだろう、とは思うけど、何だかかわいそう。そこらのファミレスとか牛丼屋さんで食事しても「おいしいなあ」と喜べる方が、人生楽しいんじゃないか。

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