趣味Web 小説 2008-05-15

「暑い!」といっても涼しくはならないわけで

例によってリンク先とはあまり関係ないことを書くんだけど。

最初から枯れた夫婦みたいなスタイルで恋人と付き合えたらいいんだけど、そういう相手を見つけるのはなかなか難しいね、という話かな。

記事の筆者は男性で、淡い人付き合いなら「したい」と思っている様子。友人・知人という関わり方なら、それが可能で、その方面には(さして)不満がないのだろう。それで全て満足なら、何もいうことはないのだろうけれど、ときどきそうではなくなるようで、「女の子」と限定をつけてゴチャゴチャ書いた、と。

自然な欲求は抑制できない! という意見、まあそうかな、と思わないでもないが、ある程度は自分で自分をマインドコントロールしていくことも可能だと思う。そもそもどのような恋人もほしいと思わなければ、悩みはない。

「彼女」がほしくてほしくてのた打ち回るような人ではないみたいなので、必要な変化は大きくない。他人につまらない期待をするよりも、問題を自己解決することを考えた方が建設的ではないか。

デートしない、手をつながない、ろくに会話もない、生活時間帯がずれている、家庭内別居中、だけど仲は悪くない、という夫婦は、現在も世の中にたくさんいる。だから自分のような人間がここにいることに不思議はない。と同時に、自分と似た異性もたくさんいるはずだ。なのにどうして二人は出会わないのか?

簡単な話で、人数は多くても、割合は少ない。積極的に交友関係を広げないと、出会うことはなさそう。でも、そういうことをするような性格じゃないんでしょ。だったら諦めなさい。

とはいうものの。「暑い!」と怒っても何にもならないが、じっと黙って我慢するのは精神衛生に悪い。耐え難い状況は、しばしば「耐え難い」という心情を吐露することで、耐えられるようになる。死ぬような暑さじゃないのだし、スッパリ諦めて超然とすればいい、と私にいわれても「はぁ?」となるのは、よくわかる。

……でもやっぱり、「暑い!」といったら涼しくなるのかよ、と私がいいたくなる気持ちも理解してほしい。「これがデフォ」と思えるなら、被害意識のようなものが消えて、イライラせずに済むのです。

……。

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