北京五輪の開会式で少女が「歌唱祖国」を歌う場面、画面に映ったのは林妙可さん、歌声は楊沛宜さんだった、という話題がありました。
単に「そういったこともあるのか」というのではなく、倫理的な批判が繰り広げられたのは、私には意外な感じがしました。さらに「マクロス」のファンでもこの件を嘲笑している人がいて、困惑しました。マクロスのヒロインらの歌唱シーンは、しばしば声優ではなく歌手が吹き替えているので。
ミュージカル映画などでも、しばしば歌声の吹き替えは行われています。有名なのはオードリー・ヘプバーン主演の「マイ・フェア・レディ」。ヘプバーンさんはきちんと訓練して撮影に臨み、カメラの前で歌声を披露して録音もされたのだけれど、結局、吹き替えに。いつだったか、ヘプバーン歌唱版がテレビ放映されて話題になったことがありました。
タイトルを失念したのが残念ですが、日本人女優が演じている実写映画で、あえて声優で吹き替えた作品がありました。いわゆるアニメ声のできるいい女優がいなかったから、といった理由だったと思う。
顔担当と声担当の分業の何がいけないのでしょうか。熱湯コマーシャルの湯加減などと同じで、騙されたとかいって怒ってる人の方がおかしいと私は思う。
しんすけのDQ4実況(おすすめの紹介記事)が初プレイ風の演出をしていることを、作者のやる気を削ぐような無粋なやり方で公然と指摘して胸を張っていた人々もそう。いったい何の意味があるのか。以前のブログ暴きへの反応から予想された通り、しんすけは引退表明。楽しく見てたこっちはいい迷惑です。
追記:その後、DQ4実況は条件を変えて再開、完結しました。