趣味Web 小説 2009-02-05

カジュアルな誹謗中傷は少しも減っていない

当然だ、みたいな感想が多いな。

多分、自分がやっているカジュアルな誹謗中傷は「問題ない」と思っているんだろう。

「ソニータイマー」とかね。みんなジョークでいっているのかと思っていたら、3人に1人くらいはマジメに信じているから、同じ技術者として泣ける。

いや、もちろん、過剰品質を避けコストを削減するため、シミュレーションなどを駆使してギリギリの設計をしてはいる。だがそれは決して、ちょうど1年で壊れるようにして買換え需要を促す、なんて意図ではない。コストに差がないなら丈夫なやり方を選ぶ設計の常識は、私が見たどのソニー製品でも踏襲されている。

パナウェーブの事件の際にも繰り返し書いたけれども、みんなが「あいつは悪いやつだ。きっとそうに決まっている」と思っている「連中」が相手だとなると、みんないい加減な証言も裏を取らずに信じてしまう。いい加減な証言どころか、単なる噂話や又聞きの又聞きみたいな信頼度 0 の情報でも、あたかもそれが真実であるかのように口伝されていく。それは結局、有形無形の悪影響となって「連中」に襲い掛かるわけだけれども、それをいいことだと信じてやまない人がちょっと多過ぎないか。そういうことを私はいっているのです。

政治家や官僚とかね、ホントみんな何の根拠もなく誹謗中傷しすぎ。

「**としか考えられない!」みたいな堂々たる「俺は想像力の乏しいバカです」宣言に、疑問を持つ人がほとんどいない。「そうだそうだー!」てな感じでコメント欄で盛り上がっていたりする。

他人を貶めることに、心理的抵抗がないのか。別に陰謀論を信じていたっていいよ。信じるのは勝手さ。だけど、ちゃんとした根拠もないのに、ガッツリ断定的に書いてしまっていいのか。せめて、せめてもう少し書き方というものがあるのではないか。

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