趣味Web 小説 2009-11-15

好きなところで止めて、もう一回見られるテレビ、12月上旬に発売(100万円)

娘(5歳):パパ、テレビ止めて!もう一回観たい!
俺:YouTubeじゃないから止められないの 
娘:なんで?…じゃ、ねこちゃんが観たい!
俺:テレビは検索できないの 
娘:意味わかんない!
……みなさま、これが本当のデジタルネイティブです

そんなのSPIDER ZEROがあれば家庭のテレビでYouTubeとは比較にならない高い水準で実現できることなんだが……と思ったんだけど、公式サイトを見てみたら、10月8日で販売を終了していた……。まあ地デジ非対応だから、そろそろ潮時か。2011年末に地デジ版が発売されるらしい。

じゃあパソコンはというと、VAIO type Xも販売を終了して久しい。そろそろ地デジ版が登場してもいい頃なんじゃないか……と思ったら、テレビサイドPC自体がVAIOのラインナップから消えていた。TP1とか開発してた人は今頃何をしてるんだろう。富士通のTEOも滅びたし、HDDレコーダーをPCで置き換える試みは失敗した様子。

ところで、PCでただ単に全チャンネル録画するだけなら話は簡単で、複数台接続可能な外付けTVキャプチャを4つくらいぶら下げればいい。HDDを追加購入しても、実勢価格で7~8万円くらいの話。

それが前述のような商品とどう違うかというと、「チャンネルを時間帯を選択するだけで自動的に番組単位で録画する機能」「自動でシーン解析して検索用のメタタグを付ける機能」などの有無。ただ単に8ch同時録画できるだけでは、現実問題として、録画したデータを死蔵することになってしまう。

相変わらず2番組同時録画止まり。コクーンも死んだ。店員情報だと、みんな意外と録画しないので、2ch以上は性能過剰で売れないという。会社の同僚も「録画なんて面倒」だという。だからこそ「全番組を録画しようよ」って話なんだけど。

30万円は高い? でも年収が1000万円あるなら、テレビごときに生活時間を左右される方がバカらしい。人と会いたいときに会う自由、電話で話したいときに話す自由、その価値は比類ない。type Xを発売直後に買った人は、アナログ終了までの6年半、その自由を得たわけ。30万円なんて安いよ。

……といいつつ、私は持ってない。年収400万円くらいなので。その代わり、複数台のTVキャプチャを駆使して、視聴したいテレビ番組は全て録画してから視聴してる。決して放送をリアルタイムでは見ない。私にとって決定的だったのが、「録画すれば高速再生できる」こと。速読と同じで、いったん慣れたら「見たい」番組の97%は「高速再生で十分」だった。

「高速再生なんてひどい。自分なら視聴番組を絞る」というのもひとつの判断。私も、ずいぶん試行錯誤した末に、今の生活スタイルに落ち着きました。

今の私は平日に映画を3本見ながら(2倍速再生)、同時にブログも更新したり。これは苦行ではありません。むしろ「見ないと気になる」「見ればそれなりに面白い」という気持ちを全肯定して、最も快適なカタチを追求した結果なんですよ。

CELL REGZA

地デジ8chを常時同時録画するテレビ。検索機能も極めて強力。このテレビがあれば放送時間なんか全く気にせず生活できるようになる。HDDが2TBしかないのが残念なところ。それでも時間帯を絞れば1週間分全て録画できる。12月上旬発売らしい。

でも100万円は値段が高すぎるよね……。type XやSPIDER ZEROの30万円前後という価格でも、みんな手が出なかったのに。それでも、繰り返すけど、年収が1000万円くらいあるなら、番組表なんかに時間を拘束される方がアホらしいと思うよ。100万円で6~10年分の時間を買うんだと考えれば、そんなに高くはない。

まあ、最初に引用したTwitterのつぶやきを書いた鈴木菜央さんは、(私よりは収入が多いとしても)そんなにお金持ちっぽくないから、「100万円のテレビを買え」とかいわれても「えっ!?」て感じだろうし、無茶をいってる自覚は私にもあるので、適当に読み流してください。

必読! 「CELL REGZAがあれば、こういうことができるんだ」ってよくわかります。これ自体はSPIDERの記事だけど。

ていうか

私が一番いいたいのは「YouTubeってそんなに面白い?」ということなんだけど、いつも話がそこまでたどり着かない。もう2年くらい、何とかうまく説明できないかと思っているのだが……。YouTubeに感動した人の気持ちはわかるけど、もうテレビ放送は要らない、とかいう人の気が知れないんだよね。

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