趣味Web 小説 2009-12-16

職住隣接

社員寮を出て一番よかったのが、通勤時間の圧縮。以前なら寮を出発する時間帯に目を覚ましても、朝食を作って、食べて、ゴミ出しして、それから出社できるのです。

私の場合は、家を出てから会社の門を通過するまで、都電次第なんだけど17~23分くらい。私の勤務先では、始業ブザーが鳴っている間に門を通れば遅刻にならない。工場では始業から15分は体操と準備の時間になっていて、始業と同時にラインを動かすのはNGという決まりになっています。労働災害を避けるためらしい。

通勤時間を短くしたいという人は多いけれど、税金と年金と健康保険を引いたら月収20万円を下回っていた3年前の私でも、余裕で東京の山手線の内側に暮らすことができたんですよね。年収の3分の1が余るという家計状況。私の両親も、私が生まれてしばらくは、30平米くらいのワンルームのアパートで暮らしていたという。

私は四畳半の社員寮の部屋も狭いと感じたことがなかったんだけど、みんな一体、何を求めてそんなに広い部屋に住みたがるのか、私にはよくわからない。せっかく(他人の都合に左右されない)一人暮らしなのに、満員電車で通勤とか、よく我慢できるな……。自転車で通えるくらいの土地に暮らしてみればいいのに。

もちろんそれぞれ事情はあるのでしょうが、単に最初から諦めてる人が多いだけなのでは? と疑っているんだけど。そうでもないのかな。ともかく、ずーっと長時間通勤してる人は、一度でいいから勤務先の近くに住んでみると、衝撃的な発見がいくつもあると思う。

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