趣味Web 小説 2010-01-23

memo:「持論の表明」と「批判」の違い・他

さまざまな価値観の持ち主が、自分の納得できる金額で自由に取引できることが、市場が成功するひとつの要件。無料掲載を許可した作家をみんなでワーワー批判するような状況にならなければいいが。

「批判」くらい自由だろう、といわれるかもしれないけれど、「意見に納得したから無料掲載を不許可にする」だけでなく、「批判を気に病む精神的コストを解消するため無料掲載を不許可にする」なんてことも起きるのです。つまり、実態として「私は***します」という発言と「***しないヤツは許せない」という発言の効果は違っているわけ。

で、道徳的観念を持ち込む言説は市場を歪めるんだよね。市場にだって倫理は必要でしょうけど、経済合理性をないがしろにする(という代償を払う)だけの確信があって、みんな発言しているのかな。そのあたり、疑問に思うことが多い。

関係ないけど

Togetter(トゥギャッター)って著作権でトラブルになったりしないのかな。一度は騒動になりつつもコミュニティが発展し続けているTumblrのような例もあるし、2chまとめブログもますます隆盛だし、「問題になる=滅びる」というわけじゃないんだけど、著名人の発言とかもけっこう転載されてますからね……。

そういや「非公式RTは無断転載じゃないか」問題はいつの間にか下火になってるんだけど、これは一体どうしたわけなんだろ。

Information

注意書き