趣味Web 小説 2010-07-07

Windows7の虚脱感

Windows Vista の登場に合わせて MS フォント (MS ゴシック群と MS 明朝群) が JIS2004 対応版にバージョンアップされました。

JIS2004 対応版は MS フォントのバージョンが 5.0 (以下、MS フォント 5.0 とします。) になり、Microsoft Office IME 2007 がインストールされ、構成されている環境や Windows Vista 以降の環境では変換できる漢字が増加し、名前で使われるであろう漢字については支障なく使えるようになるなど改良点がある一方で、MS Pゴシックと MS UI Gothic においては一部の文字が改悪されてしまいました。

この件、XPの頃はずっと「嫌だな」と思っていたのですが、Windows7プリインストールのパソコンに乗り換えたら、気にならなくなりました。問題の、改悪された「2」を目にする場面がない。OSがどうのこうのというより、画面の解像度とかそういった関係で、9ptのビットマップフォント自体を使わなくなったのです。

だからもういいんだ、とはいわない。やっぱり、「改悪」という評価は正しいと思う。今からでも遅くないから、直してほしい。

ただ、今、素朴に思うのは、ずっと「Windows7(とVista)は嫌だなー、嫌だなー」と思い続けてきたエネルギーって何だったのかな、と。それほどのことじゃなかったな、みたいな。一種の虚脱感があります。本当は、他にもいろいろXPのままの方がいい理由があったような気がします。だけど、もう思い出せません。

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