趣味Web 小説 2010-09-25

電話による作業の中断を避ける方法

電話したいならメールでアポを取ってほしいというHmachiya2さんはプログラマーとのこと。プログラミングの最中はきわめて高い集中力の維持が必要なので、電話で割り込まれると能率が極端に落ちてしまうのだという。陶芸家がろくろを回しているときに電話に出ることを強要されたら許せないだろうな……と考えたら、理解できた。

たいていの人は電話が入っても1日の仕事量にとくに影響はないと思う。そこそこの集中力を長時間維持するという仕事の仕方なので、電話の前後で急激に仕事の能率が変わらない。だからメールでアポを取って……なんて手続きを踏むのは、むしろ労力に見合わないはず。だけど、特殊な職業の人には、特別な配慮をした方が、会社にとって都合がいいに違いない。

勤務先の会社だとどうなっていたかな……と考えてみると、塗料の調合なんかは、そういう仕事だった。同期の人がいるので、ちょっと聞いてみたら、「うちの部署だと、電話は事務担当が一括して受けてるよ」とのこと。事務担当者が相手の用件を伺い、手の空いたときに作業担当者が折り返しの電話をかけるそう。

いわれてみれば当たり前の解決策だった。わざわざオフィスに出勤しているのだから、役割分担をすればいいんだな……。ともあれ、一部の問題を解決するのに社会全体を啓蒙しようとするのは無茶なので、できる範囲で解決策を探すのが得策だと思う。

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