人に相談されたら、これらの記事を紹介している。
老若男女を問わず、私も含めて、デマと全く無縁の人はいないと思う。まあ、「デマ」の定義にもよるのだけれど。自分の目で見たことさえ「絶対に確実」などではないのだが、判断を何から何まで保留し続けることだって不可能。多少の不確実性を乗り越えて物事を決めていかねばならない。
ところで、この手の話題で「オカン」を情報弱者のように位置づける人をネットではよく見かけるのだけれど、どこまで本気なのか、私にはよくわからない。個人的には、自分と同世代の軽挙妄動が目に余ると感じる場面の方が、よほど多いので。例えばkobeniさんも「ネットではデマが淘汰される」と信じているわけだ。それは明らかに事実と違っているのに、なぜ気付かないのか。
……と書いてからはてブを見たら、私の感想を代弁してくれてるコメントがいっぱい。何かまた記事を書くのが面倒くさくなってきた……。
「ここから先は安全」という線引きは不可能であって、「どの程度のリスクなら許容範囲か」という話なのに、そういう問題の本質をどれだけ説明されても理解しようとせず「絶対安全」を求め続ける人がいるわけだ。彼らが納得するような説明などありはしないのだが、新聞紙面にも政府が説明不足だから消費者が安心できない、といった論説が載る。
リアル日常会話の相手にもこういう人がいて、ウンザリしている。私としては議論も説明もしようがないから、この話題になると、私はただ黙り込むことにしている。私には誰も説得できない。「出荷の自粛が解除された地域の野菜を積極的に買う」など、自分にできる範囲で黙って行動していくしかない。
原発事故があろうとなかろうと奇形は生じる。その発生率が通常より高いか低いかが問題なのだが、いったん事故が起きると、その後、何でもかんでも「事故が原因でこうなった」と解釈されてしまう。もとのテレビ番組を視聴していないので、映像にどんな解説が添えられていたのかわからないが……。