Book Guide 2004-06-27

XP対応 新基礎コンピュータ演習―Windows、Word、Excel、Access、PowerPoint、Internet、HTML

大学で情報リテラシーの勉強をしない学生はもはや存在しません。だから学卒はみな就職の面接で「パソコンを使えます」というのですが、その実際の能力を推測する資料となるのが本書です。

本書はわずか151ページで Windows、Word、Excel、Access、PowerPoint、Internet、HTML を解説してしまいます。常識的には考えられない構成ですが、半期10数回の授業で主要ソフトの基本操作を一通り教えたい、という無茶な要請に応えた結果、こうした変な本が登場することになったわけです。

ページの制約のため、解説は最小限、到達レベルはたいへん低めに設定されています。本書をマスターしたところで「わかっています」などといえたものではないのですが、学生自身はしばしば本当に勘違いしているので注意が必要です。

WWW で検索すると著者の Web サイトが簡単に見つかります。それを一目見れば、本書の到達レベルが理解できるでしょう。私は本書を一般の方にはお勧めしません。

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