ショートカットキー事典には珍しい、がっしりとした本です。モノクロの地味な紙面は余白が大きく、メモを書き込むには便利でしょう。1ページ1項目の構成も明解でよいと思います。参考情報が詳しく、ショートカットキーを使わない方法も紹介するなど、解説は充実しています。図解だけに頼らず、言葉による解説を大切にしているのです。
本書の欠点は、本の大きさと値段です。収録項目数は200に満たず中堅レベルでありながら、版型と値段は類書1.5倍。紙面も単色刷。説明の詳しさは他書の追随を許しませんが、逆に冗長ともいえます。便利で役立つ本には違いありませんが、「超図解mini Windows&Officeショートカットキー事典」など類書との比較検討を勧めます。