Book Guide 2004-08-19

Windowsショートカットキーハンディブック

収録数300というのは、コンパクトな体裁の事典では異例の多さです。実際問題として300も使いこなしている人はほとんどいないのですが、一般的に用いられるショートカットキーを網羅しようという方向性は間違っていないと思います。うんざりするかもしれませんが、1度は全項目に目を通すことをお勧めします。今すぐに活用することはなくとも、ショートカットキーで何ができるのか、を知っておくと先々で得をします。

紙面は2色刷、品よくまとまっています。1ページで2~3項目を解説するので、レイアウトは今ひとつスッキリしませんが、解説は端的で読みにくくありません。しかし初級者にはやはり、1ページ1項目の構成でレイアウトに余裕があり、紙面がフルカラーの「超図解mini Windows&Officeショートカットキー事典」の方がとっつきやすいのではないかと思います。

本書は勉強の仕方がひとつのポイントとなるでしょう。一気に300も覚えるのは不可能ですし、慣れた操作を全部捨てるのも現実的ではありません。マスターすればたいていショートカットキーの方が早くて楽ですけれども、最初の壁は意外に高いので、まずはコピー、切り取り、全選択、貼り付けなど基本中の基本(初心者にもショートカットキーの便利さが必ず実感できる操作)から少しずつ勉強していって下さい。

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