I-0000 Piro 的 CG 講座
- 2000/4/24
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イラスト制作で一番大切なのは機材(環境)ではなく「経験」ですが、手を出し始めたばかりの場合、何をどうすればいいのかわからないのは当然です。
そこで役に立つのが、「 CG 講座」というコンテンツ。オリイ氏の「 CG 講座リンク集」などで数多く紹介されている「 CG 講座」「制作手順」等を辿っていれば、他の人の「絵の作り方」をのぞき見ることができ、自然と「 CG の作り方」というものが見えてきます。他人の技を盗む。これが、イラストの基本です。
既に完成した絵からその技術を盗むというやり方もあります。最近のギャルゲーの絵(特に F&C など)はハイレベルなので、技術的な資料としても十分に利用できるでしょう。塗りのセンス、色の使い方、画面構成などは、やはりプロの作品が参考になります。
というわけで(?)、参考までに私の CG 制作手順をご紹介させていただこうと思います。
イラスト制作の方法に「決まった道」はないし、ここで紹介する制作手順も絶対ではありません。これはあくまで、「私の場合」です。いろんな人のやり方を見て、自分に合ったエッセンスを取り入れていきましょう。
オフラインでじっくり見たいという方がい……るのかどうかは甚だ疑問ですが (^^;) 、関連項目とひとまとめにしたオフライン版を作ってみました。ダウンロードして解凍した後、 tips.html を開いてください。
目次
Part1 :原画
Part2 :取り込み〜着彩
Part3 :背景〜仕上げ
Step00 制作環境・方向性
当方の制作環境です。
- Machine : Gateway2000 GP6-266
- CPU : PentiumⅡ 266MHz
- Mem : 128MB
- Display : 1152x864 32bit フルカラー(17インチ CRT )
- OS : Windows 98
- Scanner : Canon CanoScanFB310 (パラレル接続)
- Tablet : WACOM FAVO ( USB 接続・ A6 サイズ)
- Tool : FanfarePhotographer Ver.1.0.8B
私のマシン環境は上記の通りです。2000年 4 月現在では、かなり見劣りする構成ですね (^^;)
ちなみに、アイテム一覧にタブレットがありますが、この作品の人物部分には使っていません。一通り終わって、背景を描く段になってから買ったので…… (^^;)
使用ツールは FanfarePhotographer となっていますが、実際に使用している機能は廉価版のウルトラキッド /HYPER KiD と大差ないので、これらのツールでも十分事足ります。 Pixia や PaintShopPro などでも大体似たような感じでしょう(まったく同じツールでなくても、応用できる共通のノウハウは多いです)。
別に、 Photoshop のような高級ツールがなくてもお絵描きはできます。というかアレは高価すぎるので、むしろ、実売1万円前後の低価格帯ツールを買って余ったお金で他の機材を揃えた方がなんぼかマシでしょう。実際、 Photoshop1 本を買うよりも、同じ予算で HYPER KiD とスキャナとタブレットとメモリを買う方が、お絵描き環境としてはずっとイイです。
なお、制作する作品の方向性は、ギャルゲー塗りを使った女の子のイラストです。ギャルゲー塗りはアニメ塗りにも通じていますし、一連の技術は女子絵でなくても幅広く使えますから、まぁ「技法の一つ」として捉えてください。