O-0007 「テレビを観るときは部屋を明るくしましょう」の意味

ここに掲載している情報は間違っている可能性が非常に高いので、信用してはならない。これらの情報を信用してアナタが不利益を被ったとしても、それは全てアナタの責任である。

動物の目は、虹彩こうさいという「絞り」、水晶体という「レンズ」、網膜という「フィルム」から成り立っています。

暗い場所――つまり光の少ない場所では、状況を把握するのに、より多くの光を捉える必要があります。そのため、虹彩の開き具合を大きくして、多くの光を取り込むようになります(猫などの瞳が昼間と夜とで形が違うのはこのためです)。

暗い部屋でテレビやパソコンの画面を見ると、目はより多くの光を捉える体勢にあるため、画面から発される光をも大量に捉えてしまうことになってしまいます。通常より多くの光を受け続けていれば、ダメージが来るのは当然のこと。また、某ポケモン騒動のようなチカチカした画像効果などは、異常なまでに強烈な刺激となってしまいます。

以上の理由から、私はテレビやパソコンの画面を観るときは部屋を明るくすることをお奨めします。

学校などで教材のビデオを見る際、投影機プロジェクターの時と同じように部屋を暗くしてテレビ画面を見させる先生がおられますが、それは絶対に止めて下さい。「蛍光灯の映り込みが出るから画面が見にくくなってしまう、だから蛍光灯を切る」というお考えでやっておられるのでしたら、それは大きな間違いです。

確かに、映り込みで多少画面が見づらくなってしまうことは否めません。しかし、悪くなった目は元には戻りませんたかが勉強のために多くの生徒の一生の財産をダメにしてしまうようなマネは絶対にしてはなりません。少なくとも、私はそう考えます。

以前、「映画やプロジェクターの時だってこうするのに、問題はないのか?」と逆に訊かれたことがあります。が、それは無駄な心配です。画面から直接発射される光と、スクリーンに反射された反射光とでは、その強さは桁違いですから。

また、「一太郎」や「 WORD 」など最近のワープロソフトはデフォルトでは背景が白、文字が黒となっていますが、これも目に悪いです。関連情報も是非ご参照下さい。