Internet Explorer の最新版「バージョン6」（IE6）ですが、日本語版が正式リリースされました。
従来のIE5以下で判明しているセキュリティ上の問題点がすべて修正されているのは当然として、IE6では「良い」クッキーと「迷惑な」クッキーの区別をきめ細か設定して迷惑クッキーを自動的にブロックする、といったプライバシー保護機能が新しい特徴となっています。ウェブページの表示の仕方を決めるHTML/CSSなどの標準準拠もいっそう進み、今後 Mozilla / Netscape 6 との見え方の違いで悩む必要もますます小さくなると思われます。
このメモでは、IE6のそうした特徴の紹介は省き、とにかく今すぐセキュリティ問題が修正された最新版にバージョンアップしたいというIEユーザを念頭に（「Nimdaウィルス」対策）、バージョンアップの方法を紹介します――こうしたことにまだ不慣れなかたでも自分ひとりでバージョンアップに挑戦できると思います。
Internet Explorer 6 にバージョンアップ可能な推奨OSは、Windows 2000, Me ですが、Windows 98, 98SE でも使えます（Windows 95 は正式サポート外のようです）。念のために、どのくらいのメモリが必要かとかの説明も見ておきましょう。いまどきのマシンなら問題ないと思います。ブラウザだけの「最小インストール」などとけちらずに、必ず Outlook Express も最新にします（「標準」または「完全」インストールを選択）。これはセキュリティ上、絶対です。（Windows 2000 の場合、インストールの種類の区別はありませんが、Outlook Express も更新されるので問題ありません。）
詳しくは、Internet Explorer 6 リリース（2001/8/28）もごらんください。Mozilla、ネスケ６、ネスケ４などの最新の情報については、ブラウザのページ表紙。
【レビュー】セキュリティ強化の点だけでもアップデートの価値あり IE 6.0レビュー
マイクロソフトのサイトに行きます（日本語）。
http://www.microsoft.com/japan/ie/downloads/ie6/
ページ下部の「Internet Explorer 6 のダウンロード」をクリック。下のようなのが出たら、「保存」をクリック
保存場所を選択するダイアログ（名前を付けて保存）が出るので、デスクトップでも選んでおきましょう。[OK] するとダウンロードが始まり、終了すると次のようなのが出るはず。
選択した場所（上の例ではデスクトップ）に、新しいアイコンができています。これは、いまダウンロードしたファイルです。
では、セットアップを始めましょう。途中で再起動しますよん、と言われるので、何か書きかけの文章とかあったら、いま保存して、やりかけのものは、いったん閉じておくと吉。
上のアイコンをＷクリックすると、次のようなのが出ます。
「同意する」にポッチをつけると、「次へ」進めます。
わけがわからんのは、とりあえず「次へ」進みます。Windows 2000 以外では、インストールの種類を選択するダイアログが出ると思います。「標準」または「完全」を選んでください（「最小」インストールでは Nimda などのウィルスの被害の原因ともなっているセキュリティ問題が修正されません）。Windows 2000 では「専用モード」でインストールされ、インストールの種類を選択できませんが、この「専用モード」のインストールでセキュリティ問題は修正されるので、ご安心ください。
そうこうするうちに、IE6へバージョンアップするために必要なファイルたちのダウンロードが始まります。遅い回線だと30分くらいかかるかもしれませんが、がまんして待ってくださいね。
再起動しますよん。[完了]をぽちっとな。
これだけです。
2001.10.01 加筆