PGPのインストール

要するに Setup.exe をクリックするだけ

2001.09.29

解凍

さっそくPGP本体の書庫(PGPFW658Win32.zip)を「解凍」しましょう(解凍って?解凍ツールがないんだけど?)。すると、次の4つのファイルが出てきます。

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このうち「Setup.exe」(ウィンドウの前に小さな箱があるアイコン)をWクリックすると、インストールが始まります。インストールの最後にコンピュータの再起動が必要になりますので、書きかけの文章などは、あらかじめ保存しておきましょう。

インストール

オンラインソフトをよく使うかたなら、おなじみの「インストール・ウィザード」が画面いっぱいに広がります。もしこういうのが初めてのかたでも少しも難しくないので、何事も経験、チャレンジしてみてくださいね。

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「使用中のほかのプログラムは終了したほうが良いです。何かほかにも使い中の場合、[Cancel]をクリックして、ほかのアプリを終了してから、一度インストールを再開してください」と書いてあります。ほとんどの場合、この指示は無視してもかまいませんが、重いレタッチソフトを使い中なら、やはり終了しとくほうがぶなん。

[Next]をクリックすると、「Software License Agreement」が表示されます。商用目的に使ってはいけないといったライセンス規定に同意しますか?という内容なので、問題なければ [Yes] をクリック。

次に「What's New」として、このバージョンでの(従来版からの)変更点が表示されます。気にせず [Next] で先へ。

「User Information」としてユーザ名の入力画面になります(下図)。デフォルトでは、Windows OS がライセンスされているユーザ名(日本語文字)が入っているかもしれませんが、半角英字(ローマ字表記)になおしておくほうが良いです。例えば、自動的に「春川菜美」と表示されているのを、自分で「Harukawa Nami」などと書き換えるわけです。

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さらに [Next] をクリックすると、「Choose Destination Location」というダイアログが出ます――PGPをインストールするフォルダを選ぶものですが、これはデフォルトのまま何もいじらずに [Next] をクリックでかまいません。さて、今度は「Select Components」というダイアログが出ます(下図)。どのコンポーネントをインストールするか選ぶものです。

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4つのチェックボックスのうち、いちばん上はPGP本体なので、選択を外すことは、できません。いちばん下は Outlook Express に PGP を統合するためのプラグイン。2番めと3番めは、それぞれ Eudora と Outlook のプラグインです。よく分からなければデフォルトのまま、何もいじらずに [Next] でかまいません。

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ここで、上のように「Ready to start copying Files」(インストール開始準備完了)というダイアログが出ます。「Install Directory」を必ずメモしておいてください。あとから日本語対応のため、このディレクトリ(フォルダ)を少しだけいじらなければならないからです。(Windows 2000 なら「C:¥Program Files¥Network Associates¥PGPNT」などとなります。)

[Next] を押すと、インストールが開始され、それが終わると「使用する鍵束をすでにお持ちですか」と尋ねられます(下図)

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初めてPGPを使われるかたは、もちろん「既存の鍵」などないので、[いいえ] をクリックしてください。

以上でインストール終了。下記の画面が出て再起動(restart)を要求されます。[Finish] をクリックすると、数秒後、マシンの再起動が始まります。

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再起動が完了すると、タスクトレイに次のような鍵の形のアイコンが現れているはずです。

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これで本体のインストールは完了しました。すでに、英語など、半角英数字のメールを暗号化することができます。

日本語に対応させる

それでは、いよいよ日本語の文字にも対応できるようにしましょう。ご承知のように、パソコン上の日本語の文字は「Shift JIS」という文字コードを使っていますが、インターネット上のメールは「JIS」コードで統一されています。ですから、日本語のメールをPGP処理するには、文字コードを「Shift JIS」から「JIS」に変更したうえで、PGPにかける必要があります。PGPを日本語化するというのは、このような処理が自動的に行われるようにすることです。

次のページでは、そのやり方をご説明します。

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