[付録]ボクの終戦工作

はじめに

私は掲示板にて、間宮さんからメールがきたことを密かに公開しました。その後、間宮さんのご指摘にしたがって事実誤認を修正したこともお伝えしてきました。さて、ここで読者の方が興味を持つのは、「で、他には?」ということだと思います。騒動の解消と、新しい状況のスタートという節目にあたり、ここで私の出した6通のメールについて、その内容をかいつまんでご紹介し、記録に残したいと思います。

なお、間宮さんのメールの文面は、明かしません。私のメールの中にある引用箇所はすべて省略しております。

巻末にFAQを用意しました。ご意見される前に、まず一度目を通していただきたいと思います。

徳保の過去

これまでどなたかに指摘されるのではと思い、言い訳を一生懸命考えていた事実が、ひとつございます。「たろたま」のRead Me Fast言葉が肌に合わないというフレーズが登場することをご存知の方もいらっしゃるかと思います。じつはこれ、私が2001年5月末にたろたまの掲示板へ投稿した内容が元ネタです。この際、私は掲示板の常連の方と間宮さんから掲示板のマナーを教えていただき、反省してそれきり書き込むことを止めたという経緯がございます。Read Me Fastに先のフレーズが登場したのは、そのとき、あるいはその後間もなくではなかったかと思いますが、もはや記憶は定かではありません。

この事実を明かすのは、本件に関わってから初めてのことです。間宮さんに対しても、この場で初めて、この事実をお伝えすることになります。間宮さんに限らず、多くの方が私を「ずるい」「人を騙した」と批判されるかもしれません。たしかにその批判には一理あります。しかしながら、私はなるべく中立であろう、事実を追い求めよう、より一般的な正義を探ろうと努力してきました。ならばなおさら、隠し事などする必要はなかったのではないか? そのように訊ねられれば、私は言葉に窮します。

私は今回の件について、純粋な興味から関わりをもったつもりでおりましたが、今にして思えば、「たろたま」が関係していたから、ここまでかかわってきたのかもしれません。この辺りの最終的な解釈、この事実を踏まえた上での当サイトの記述の信憑性の判断は、読者の皆様にお任せします。

6通目 平成15年2月13日21時17分

この長文を最後まで読まされるのはたまらないとお考えの方のために、最後の1通の内容を最初に示す。

「考察2」事実誤認の訂正

こんばんは。朝のうちに返信できればよかったのですが……。

本館閉鎖の件については、間宮さんのおっしゃることに多いに分があると思いましたので、「考察2」の該当箇所を削除いたしました。

公共の場における言動の重要性

引用部省略。

間宮さんも、プリシラさんも、多勢に見える場所での発言がまずいのです。今回、怒っている人々の少なからずが、「たろたま」「プリシラ公園」の読者でなかった人々です。定連さんにはキャラクターとして許される言動も、初めての方の少なからずが不快感を覚えたのです。そしてたまたまゆきさんの言動はおとなしく、大半の人々が同情することになったのです。言葉遣いが逆だったら、おそらくこんな騒ぎになっておりません。

いくつかの回答

引用部省略。

「最後までは」読んでいない、と。

引用部省略。

不自然だからです。

引用部省略。

どこかで歯止めが必要です。そこで今回、プリシラさんたちはあまりにひどいということで、社会的制裁が加えられているのです。

引用部省略。

理屈が通っていれば何をしてもいいというわけではない、というのが本件について、既に下っている判決だとお考えください。既に大勢は決しており、残念ながら、覆る可能性はほとんど0です。

引用部省略。

ですから、うまくやれば責められたのはゆきさんの側だったはずです。

引用部省略。

間宮さんへの罵倒が常軌を逸したひどいものだった場合には、間宮さんが同情を集め、相手に社会的制裁を加えることは十分に可能だったはずです。

個人情報、社会的制裁

引用部省略。

個人情報といっても、プリシラさんが隠していた情報ではありません。無知ゆえに、自分がその情報を垂れ流していることに気付かなかったというだけのことです。間宮さんの本名は、保護される個人情報にはあたりません。自ら公開されているからです。それと同様です。

そうしてみると、プリシラさんの行動に対する社会的制裁として、この程度は「まあ仕方がない」という範疇でしょう。2ちゃんねるを見ていればわかるのですけれども、あまりにひどいことをすれば、それを批難する発言がたくさんつきます。例えば、掲示板荒らしのようなことですけれども。

引用部省略。

これは社会的制裁であって、当事者同士が納得しているかどうかとは別次元の問題です。そんな「解決」がまかり通っては困ると思う人々が、より望ましい「解決のあるべき姿」を求めているのです。それはなぜか。おかしな前例を作られてしまったら、自分が同様の問題に巻き込まれた場合に困るからです。「昔、**の事件のときは、こんな解決だった」それを盾に、納得できない「解決案」をのまされたくはないのです。だから、最初からおかしな前例は作らせないぞ、と頑張るのです。

社会的制裁が必要悪として存在する理由を、いま一度お考えください。

引用部省略。

今回の行動は、度を越していたということです。あるいは今までにもこうしたことは何度もあったのかもしれませんが、とうとう社会的制裁が下ることになった、といってもよいでしょう。中島らもが麻薬をやっているのは公然の事実でしたが、逮捕されたのは今頃でした。そういうことが、世の中にはしばしばあります。

引用部省略。

今までは必要なかったかもしれませんが、今は必要だと思います。

プリシラさん

引用部省略。

プリシラさんは、逃げきれるかもしれませんね。掲示板は相変わらず炎上中ですが、それでも一生懸命レスをつける姿に、「これくらいでもう許そうよ」の気分が漂いつつあります。

「肝心なポイントを反省していないのが気になるが、しかし人間はそう簡単に変わるものではないのだから、とりあえずいろいろ後悔しているようだし、ここらで許してやろう。」

この線で、追及が収まりつつあるわけですね。考察2を書いた頃からその流れはあったのですが、ここにきて主流派となりつつあるようにも思われます。無事に、逃げ切れるとよいと思います。

誰に何を謝罪すればよいのか

引用部省略。

当事者が納得した解決策を、社会が認めずに叩いている状況です。

終わってしまったことは取り返しがつかないので、反省の意を表明すればよいということになります。芸能人が交通事故を起こしたら、被害者の方に謝るだけじゃなくて、世間様にも謝りますよね。そういうようなものだとお考えください。

ポイントは3点です。

  1. 反省の意を表明する。(何を反省するかが非常に重要。本件については、最初の一歩を間違いだったと認めてしまうのがベスト)
  2. 次回、同様の事件がおきた場合、自分はこうします、という約束をする。(どうすべきだったか、については私も考察1に書きました)
  3. 通常更新に復帰する。(事件という非日常を終わらせます)

間宮さんについていえば、ゆきさんの非を咎めるより先に、プリシラさんの非を咎めるべきだったということになります。プリシラさんを責めず、ゆきさんを責めるのはおかしいと、多勢の人が思っているのです。(ゆきさんの非はたいしたことじゃない、プリシラさんの非は大きいという意見がたいへん多いのです)

ゆきさんの対応のまずさというのは、プリシラさんの挑発があってはじめて生じました。間宮さんは、プリシラさんの挑発を不問とし、ゆきさんの対応のまずさにはじめて怒ったわけです。「おかしな人」と思われているのはそれ故です。私は間宮さんの考え方を理屈としては理解しましたが、世間一般にはとても受け入れられないなあと思いました。だから、ここでは一般的な考え方に合わせてしまって、「プリシラさんの暴走を押さえ、冷静な問題の解決をはかるべきところ、一緒になって(間宮さんの意図には反しますが世間のこの見方を覆すのはほぼ不可能)ゆきさんへの批難(本当は批判ですが)を繰り返したことを反省します」といったことを言明すればよいのではないですか。全然事実と違うと思われるでしょうが、それは諦めてほしい、というのが私の考えです。初期の段階であれば、大衆の考えも揺れていましたから、間宮さんの考え方を広めることも可能だったでしょうが、今からではもう無理です。

引用部省略。

私は、プリシラさんも間宮さんも、とっくに騒動を脱出できていたはずだと思っています。何をすればいいのか、ということは、私の考察1が支持を集めた2月2日夜の段階で決まっていたわけですから。

別の道を探っているので、苦労されているわけです。

プリシラさん(その2)

引用部省略。

プリシラさんは、ひょっとすると掲示板で頑張ってレスをつけることで、その姿を見せることで、追及をかわすことができそうです。相変わらず、掲示板は炎上中ですが、それでも逃げ切れそうですね。自分の正義を掲げたままに。これもひとつの解決策だと思いました。

もちろん、私なら、このような疲れる手は打ちません。私はいい加減な人間ですから、こう謝れば許されるとわかっていれば、さっさと謝ってしまいます。心にもない言葉でもペラペラ喋ります。プリシラさんは、愚直ですね。私にはそこまでして守るべき正義がないので、ある意味羨ましいような感じもします。

引用部省略。

プリシラさんが万一、「それでも叩かれ続ける」ことになったら、お願いするかもしれません。

まとめ

最後のメールだけに論点が比較的整理され、いくつか突っ込んだ話をしている。現在の騒動は社会的制裁だから、当事者間で解決していることは何の免罪符にもならない、という点はどうにかご理解いただけたように思う。間宮さんの「本音」という更新が、それ以前より大きく前進したのは、おそらく私と同様の忠告をした人が他にもたくさんいて、間宮さんの心を動かしたからではなかろうか。特設掲示板でどうこうという話もたしかにあったのだろうが、それだけでころっと考えが変わるとは考えられない。

1通目 平成15年2月10日18時21分

間宮さんから、考察2について事実誤認の指摘。これが発端だった。

事実誤認は故意ではない

貴重なご意見に感謝します。

引用部省略。

考察について、私の現実認識の根拠となっている資料は、すべてサイト内に用意してございます。しかし、私の資料の読み誤り、または参照した資料の誤り等により、私の書いた考察が現実と異なる内容をもつ可能性は否定できません。

事実に反する個所については、適宜ご指摘いただければ幸いです。納得した部分より順次、取り入れていきたいと思います。

引用部省略。

私は、可能な限り、事実をベースに考察したいと考えております。

引用部省略。

私は、推測は推測、資料よりわかることは資料よりわかること、一応はそのように区別できるように書いたつもりでおります。推測は推測であって、事実ではないわけです。推測による記述は膨大であり、すべて裏を取ることは、もとより考えておりません。資料からわかるいくつかの事実から、ひとつの物語を書いているというようにお考えください。

なお、私のサイトは検証サイトなどと呼ばれてはおりますが、私自身は、あくまでも個人的な動機から、私見を述べるために作業をはじめました。世評が「第三者の立場から」「事件を検証する」などと分不相応なものとなって閲覧者が増えてしまったので、あまり好き勝手なことも書きにくくなったと思っております。

引用部省略。

以上の回答でご満足いただけましたでしょうか。不足があればぜひお申し付けくださいませ。

一歩、踏み出す

さて、私はサイトでは問題解決には興味がないと書いておりますが、それはつまり、既に当事者間で解決した問題を改めて解決しようなどというのは滑稽だ、との考えによります。しかしながら、この一週間というもの、問題は別の形で拡散し、むしろ大衆の耳目をより大きく集めつつあります。この時期、たまたま私のサイトがポータルとして機能するようになったのは、ひとつの運命かと思っております。

私は、現在の騒動を収められるものなら収めたいと思っております。そのためには、間宮さんの主張を私が理解できなければなりません。私が考察に書いていることは本音でありまして、何か悪意があって私の知る事実を捻じ曲げて書いているものではありません。私の主張は、ひょっとすると単なる知識不足、あるいは勘違いによるものかもしれません。そうであれば、私は間宮さんのご指導により、間宮さんも納得のいく形で情報発信をできるようになります。

きれいに事件の幕をひく方法があるとすれば、現在の論争を高い次元で相互理解に結実させるより他ないのではないでしょうか。

間宮さんの主張は、少なくとも今の間宮さんのやり方では、私のサイトに集まる方々に対して説得力をもちません。それがなぜなのか、というのは難しい問題だと思います。ただ、私は間宮さんのお力になれるかもしれません。ぜひ、間宮さんの知る事実を教えてください。

私が情報を発信する際に、あらかじめ間宮さんとご相談することもやぶさかではありません。もし差し支えなければ、ぜひご協力ください。よろしくお願い申し上げます。

まとめ

こうして、私は引き返すことのできない一歩を踏み出した。

2通目 平成15年2月11日20時40分

挨拶

対応が遅れまして、申し訳ございません。「考察2」を修正しました。

本館休止時期問題

引用部省略。

レンタルサーバのメンテは、ふつう、ファイルは残したまま行われます。接続だけを遮断するのです。だから、アクセス不能となっていたのは事実ですが、本館がなくなっていたということはできないと思います。ただし、ゆきさんはサーバのメンテさえなければ、もっと早くに本館を休止させるつもりだったように読めますので、間宮さんの書き込みと本館の休止には関連がないのでしょう。

引用部省略。

ファイルは削除されていなかったと思います。レンタルサーバはサービスがいいので、メンテのたびにファイルを利用者に削除させるようなことはしません。メンテにファイル待避は必須だとすれば、それは業者の側でやってくれているのでしょう。なので、ゆきさんが休止を決定していたとしても、メンテ中はファイルがサーバに残っているとの認識だったのではないか思います。

以上より、間宮さんの書き込み以前に本館の休止は決まっていたという文章に改めました。事実誤認の原因は、ゆきさんの「経緯について」以外は精読していなかった、ということに尽きると思います。

1月28日付時系列問題

引用部省略。

本館の休止については、実際に休止した時期を採用します。それ以外は、間宮さんのご指摘通りに修正いたしました。

事実誤認が生じた理由

引用部省略。

お恥ずかしい限りです。

引用部省略。

たしかに。この一週間、間宮さんにご指摘いただいた箇所について事実誤認を指摘する意見はありませんでした。私の書くことを、みなさんが鵜呑みにされているということです。大変なことになってしまったと思っております。

問題解決の道筋

引用部省略。

事件解決の方向性は、だいたい見えていると思っております。最初のボタンの掛け違えについて、非があったのはどちらかという点について、プリシラさんに主に責任があったと、それさえ認めてしまえばよいのです。スレの流れを見ていて、この考えにはかなり自信があります。

間宮さんたちが、それぞれ個人の判断で動いていらしたことは、ふつうの感覚を持った方には容易に想像のつくことです。徒党を組んで云々とは、ひとつの物語として面白いのでみなさん口にしているのでしょう。本気で信じている人は少ないと思います。

いま、おかしな風が吹いていて私の意見が妙に力を持ってしまっております。だからこそ逆に、これを利用していただきたいのです。つまり、私が「何を反省すべきなのか」でかいた絵に沿って、「最初によく状況を調べずに憤慨したのがまずかった」という方向で声明を出していただければ、そして通常更新に早期復帰されれば、話は落ち着きます。

間宮さんがこの点について、今どのようなお考えでいらっしゃるのか、私にはわかりません。ただ、2月9日の文章に書かれたのは、あくまでも「そのとき私はこのように思い、考えて、このように行動しました」というお話だと思っております。今ではきっと、25日のプリシラさんの日記がどれほど挑発的だったか、プリシラさんの、ゆきさんの掲示板への書き込みが、どれほど意味のないものだったか、少なくとも理屈としては納得されていることと思います。私としては、そう願わずにはいられません。

この辺り、間宮さんとしてはどうなのでしょうか? 私は発想力が貧困で、結局はこの程度の解決案しか思い浮かばずにいます。ただ、もしこれでうまくいけば、プリシラさんの危惧は杞憂ですみます。間宮さんたちが、みなそれぞれの判断で、よく状況を見ずに、一方的にゆきさんを責めてしまったという話になるからです。

最後になりましたが、私の文章、認識などに問題がございましたら、どうぞ遠慮なくお申しつけくださいませ。よろしくお願いいたします。

まとめ

間宮さんの説得に乗り出す。間もなく、プリシラさんの特設掲示板が派手に炎上。

3通目 平成15年2月12日0時6分

慌てて送ったメール。

返信を待たずに、またもや分をこえたメールを送りますこと、お詫び申し上げます。

ただいま、プリシラさんが再び危機的状況に陥っております。私は可能な限りの弁護を本サイトの備忘録で行いましたが、焼け石に水です。

プリシラさんは間宮さんを庇ってどツボにはまっていらっしゃいます。おそらく、プリシラさんを助けられるのは間宮さんしかいないと思います。もし可能なら、プリシラさんを「切り捨てる」更新をできませんか。

プリシラさんがなぜ、最初の掲示板への書き込みを悪かったといわないのか、私にはわかりませんでした。本心ではどう思っていようとも、そこを謝れば赦されるのです。ネット上でしか顔を合わさないウォッチャーが相手なのですから、適当に謝ってしまえば、当面の苦境は脱出できるのです。それなのに、なぜプリシラさんはあえて荊の道を進むのか。

プリシラさんの掲示板のレスに答えがありました。間宮さんを、どうしても庇いたいのです。何も責任がないといいたいようなのです。私も、責任というほどのものはないと思います。だから、もともとの考察1でもプリシラさんの非ばかりを解説したのです。間宮さんがこれほど責められる理由は、正直、よくわかりません。

ただ、そうはいってもこうなったらそれなりの対処をしてしまうべきだと私は思います。このままではプリシラさんが、かわいそうです。いい大人にかわいそうも何もないかもしれませんが、間宮さんが動けば、プリシラさんは助かります。

  1. プリシラさんの最初のかきこみは、結果的にはよくなかった。
  2. コトの経緯をよく見ずにゆきさんを厳しく責め、謝っても赦さなかったのは間違いだった。

間宮さんがこう書いてしまえば、プリシラさんは退路を絶たれます。別途、メールを送るなりなんなりして、この線で解決を図るということを伝えればよいと思います。

何を馬鹿なことをいっているんだ、と思われるかもしれませんが、これが私の本音です。もうたくさんなんですよ。プリシラさんが叩かれるのも、間宮さんが叩かれるのも。プリシラさんの更新で騒動が収まると思って安心したのも束の間、この状況です。

どうすれば苦境を切り抜けられるのかわかっているわけです。であれば、万難を排して、苦境を切り抜けていただけないものでしょうか。過ぎたお願いですが、どうかご検討いただけませんか。

まとめ

何割かのウォッチャーにとっては完全に裏切りのメール。「ボクの終戦工作」では、このメールが最も過激だったと思う。

4通目 平成15年2月12日18時15分

最長のメール。

お詫び

考察2の修正ファイル、サーバに上げ忘れていました。たいへん申し訳ございません。

本館休止時期再論

以下、それ以外の件について。

引用部省略。

問題はここなのですが、jcomは多数のサーバを抱えておりまして、全社一斉のメンテナンス以外にも、個別のサーバマシンについてメンテナンスを行う場合がございます。そして、jcomはURI から個別のサーバマシンを推測できないようにURI を割り振っております。したがいまして、jcomのサイトのいくつかが閲覧可能だったとしても、「猫の陽だまり」の存在するサーバがメンテナンス中でなかったという証明にはなりません。本当に同一サーバ内にある他のサイトが閲覧可能だったという証明が可能であるとすれば、私はその方法に興味があります。

引用部省略。

これはつまり、サーバがメンテナンス中で、アクセスを制限していたと考えれば、何の疑問もないわけです。

引用部省略。

結局それが証拠ということになるわけでしょうか。「経緯について」をもとに私は書いたのですが……。ここでも結局、当たりをつけて厳しく追及したら当人が認めましたという構図ですよね。自白があるんだから、事実そうなのでしょうけれども、あまり私はその、掲示板で何かいわされた言葉を重視したくないという気持ちがあります。結局その後も、「経緯について」は修正されなかったわけでしょう。

裁判所に弁護側が提出する資料と、検察側調書が食い違うことはよくあるわけで、まあこのあたりが私の不公平なところだといわれればその通りです。

文責についてどう考えるか?

引用部省略。

私が、今回の件に関連して、2ちゃんねるで発言していることはご存知でしょうか。9スレの151と161です。

151 :徳保 ◆5u5gL6JGNM :03/02/09 11:39 ID:56YxXx2/

>>136

なるほど、そういう意見もあるでしょう。ただ、私は、ゆきさん程度のことも書いちゃいけないとなると、いろいろみんなやりにくいだろうと思っています。

むしろ私が歯がゆいのは、掲示板でまんまとやり込められてしまったゆきさんの戦闘力の低さです。私が書き直すとすれば、むしろ掲示板でどう答えればよかったか、という話になるでしょう。

161 :徳保 ◆5u5gL6JGNM :03/02/09 11:48 ID:56YxXx2/

もめごとの原因となりかねない話題を何も扱わない、なんて不可能です。で、もめごとになるかならないかというのは、私が思うに、文章それ自体はもちろん大いに関係ありますが、それをどんな人々が扱うのかという点に決定的に依存しているのではないでしょうか。

ゆきさんの文章は、なるほど際どい話題を持ち出してはいますが、あれを読んでですね、うちの作品が疑われていると考えて釣りをはじめる、その神経はやっぱり尋常ならざるものがあるわけです。

私は以前から、あれをいっちゃいけない、これをいっちゃいけないといった発想を嫌い、備忘録などでも時々触れてきました。ただ、それでまずい事態に直面したときに、やっぱりそれなりの対応を取る覚悟とスキルはなきゃダメなんだろうとは思っています。

てなわけで、151で書いたことと同じなんですけど、掲示板で簡単に騙され、自分だけが悪いように思って平謝りになってしまったのは、ゆきさんの大きな反省点でしょう。身を守るスキルを鍛えるつもりが全然ないという前提があるなら、>>136さんの意見も首肯できるわけですが。

いかがでしょう?

ここで私は、ゆきさんが発言の影響に対処する能力を持たなかったことを批判しております。正直いって、ゆきさんが駄目な対応しかできなかったことは事実だと考えております。

しかし、だから追い込んでいいのか、それが大人の対応なのか、ということです。私は、そうした対応しか取れないなら、むしろそのような方こそ危険だと考えます。そうした方は、よほどのことがない限り、口をつぐんでいたほうがよい、と。

今回、プリシラさんは25日の日記でゆきさんを挑発しております。なぜか。「桃」が疑われているという確証を得るためです。プリシラさんの日記に反応するとすれば、ゆきさんの疑っている作品はプリシラさん周辺にあるということになります。となれば「桃」以外には考えられません。だから予想があたっている場合確実にゆきさんが反応するよう、挑発したわけです。

ゆきさんは、まんまと罠にかかってリンクを外しました。本来なら、指摘が図星であればこそ、そしらぬ振りをし続けなければならなかったというのにです。こうしてプリシラさんは「決め手」を手中にしました。

私がプリシラさんなら、このような汚い手は使いません。最初から、メールなり掲示版なりで、ふつうに訊ねます。ひょっとして「桃」と似ていることを心配されているのですか、と。それならご安心ください。いくつか、明確に異なる点があり、あなたがパクりを疑われることはありません。しかも、書かれたのは「桃」の方が後ですよ、と。自分から書いたのが後だといってしまえば、かえってゆきさんに「桃」がパクりだと疑われることもなくなります(逆説的ですが)。

ゆきさんの日記の内容について、問いただしたいという気持ちは理解できます。けれども、プリシラさんのようなやり方しかできないのであれば、自分の望みを押さえ込む努力をしていただかなくては困ります。ゆきさんに文責があるというのは正論ですが、あのように、罠にかけるようなやり口で、不利な状況が出来上がり次第、いきなり噛みつくような乱暴な方法でコトを問いただすのは反則です。反則だと思う人が多かったから、今、プリシラさんは「危険人物を更生させないと枕を高くして眠れない」と考える大勢の人々に袋叩きにあっているのです。

今回のプリシラさんの暴走に、戦闘力の弱い方がどれほどの恐怖を感じたか、例えば上記のリンク先をごらんいただければおわかりになることと思います。

「言いっ放しで終わり」はまずいのか?

引用部省略。

私はこれ、うまくやれば正解だったと思っています。いろいろ状況証拠はありましたが、最終的に「夏の日に」と「桃」がぜんぜん違う作品である以上、ゆきさん自身が「桃」のパクりを疑ったと口を滑らせない限り、プリシラさんには攻め手がありませんでした。

世の中には、聞かない方が、いわない方がいいことってありますよね。このケースは、その典型だったと思うのです。日記に書いたのは愚かでしたが、それをとがめたのも愚かでした。とがめられて本当はこうでしたと話したのも、どうしようもなく愚かなことでした。

引用部省略。

当然ではないのです。詰め寄るにしても、もう少しましなやり方があります。

引用部省略。

愚かにも「桃」を疑ったと認めた時点で、責任から逃げ切れなくなったのでしょう。けれども、責任というのは、問題の実態に見合ったものであるはずです。CDを万引きしたくらいで死刑判決が下っては困るわけです。

表現の自由

引用部省略。

たしかに、書くのは自由です。でも、プリシラさんの言動は大勢の感情を逆なでし、「許せない」「更生してくれなきゃ困る」と思わせるものなのです。ふつうは、書く内容を見直そうかと考えます。自分はこれくらい問題ないと思っていたけれど、どうもそうでもないらしい、と考えます。ずっと袋叩きにあい続けてもいいなら、好きに書き続けたらいいと思います。でも、それでいいのですか、ということです。

引用部省略。

軽いスピード違反と飲酒運転を比較するようなものです。大勢の人がそう思ったので、現在のような騒ぎになっているのです。どっちも軽い逸脱だったなら、そんな争いは当人同士で解決しようね、ということになりますよ。

間宮さんは何に怒ったのか

引用部省略。

ようやく理解できました。

引用部省略。

簡単です。プリシラさんの怒りも、間宮さんの怒りも、理解できないという意味では同じだからです。間宮さんがプリシラさんの怒りを実感としては理解できないように、大勢の方にとっては間宮さんの怒りも理解できないのです。2ちゃんねるで取りざたされる愚にもつかない噂話(「桃」は本当にパクりで、しかもアイデアを出したのはプリシラさんだった。ゆきさんの日記を読んで無意識とはいえまずいことをしたと気付いたプリシラさんは、パクりを隠すためにゆきさんを攻撃することにした)といった物語がなぜ生じるのかといいますと、それは悪意というよりも、「そうとでも考えなきゃ説明がつかない」という切実な気持ちが原点にあります。わけのわからない怒りを発散している人間は恐怖の対象です。どうにか自分に理解できる次元に落としたいわけですよ。

引用部省略。

プリシラさんや間宮さんの行動は大勢に理解されませんでしたが、ゆきさんの行動は理解されました。「これくらいは自分もやってしまうかもしれないな」と。だから同情を集めたのです。

引用部省略。

大衆の恐怖の感情が、理解不能の異端者=鬼を社会から排除する過程にあるといえます。大衆に理解できる反省を表明した人が赦されるという構図は、「鬼の人帰り」と「邑(むら)への受け入れ」に重なります。

間宮さんの怒りを理解できれば、ああこの人は鬼ではなかったとみなさんは安心します。けれども、間宮さんの釈明はこれまでのところ、むしろ大衆にとって「この人の考えは理解できない=鬼だな」との思いを強くさせる逆効果にしかなっていません。今、騒動に関心を持って集まってきている人は、とくにプリシラさんや間宮さんに恐怖を感じた人が多いでしょう。だからなおさら、釈明は難しいのです。

解決策

引用1行削除。

私の考える解決策は、「人間のふりをしましょう」というものです。こういう考え方を間宮さんは嫌うかもしれませんが、当面の問題を解決するためには、今、騒いでいる人たちの納得する答えを「与えてやればいい」のです。私は、こうした騒動でいちいち「人が変わってしまう」のもどうかと思います。だからこそ、ひどくせこいかもしれませんが、「変わったように見せかける、ほとぼりが冷めるまで演じきる」あるいは、今後ずっと猫をかぶる、そうした発想を重視します。人は誰しも心に鬼を飼っていると思います。大鬼、仔鬼、いろいろありましょうが、何でもかんでもさらけ出していては社会と付き合っていくことができないと思いませんか。

正義を殺して社会に妥協することも必要だと思うのです。

引用部省略。

すみません。その3倍書きました。

まとめ

いいこともいっているが、全般に長すぎてぐだぐだ。

5通目 平成15年2月12日18時19分

間宮さんから2通のメールが届いたので、まとめて2通の返信を書いて連続送信しました。4通目と4分しか違わないのはそのため。

なぜ謝罪が必要か

プリシラさんがきっかけを作ったにせよゆきさんの対応がまずかったのは事実で、私が怒ったことには正当性があるので、なぜ謝罪しなければならないのかわからないという疑問への回答。

私の考えは、大衆の意見が「間宮、謝罪すべし」である以上、謝罪してしまった方が八方丸く収まるというものです。「本当は謝罪など必要なかった」との思いは胸の中にしまっておいていただきたいのです。正義は心の内にあればよいのではありませんか。そして肝心のゆきさんは、間宮さんの正義を理解してくださったのでしょう? それだけでは満足できませんか。

引用部省略。

それは、理解不能の状況を無理にでも理解しようとする人々が飛びついた物語です。本音では、「実際にはそれはありえない」と思っていると思いますよ。だって、そんなことをしても間宮さんに利がないのは明白ですから。であればこそ、物語にはすぐ飽きて、もっとまともな「反省」とか「謝罪」を求めてやまないのです。自分たちに理解できる、「正当な結末」を望んでいるわけです。間宮さんの怒りに共感できれば、みなそれが一番いいですよ。安心できますから。でも、それは無理なようですね。だから、間宮さんが「大衆に理解できる結末」を演じるしかなくなっているのです。

ふつう、「大衆に理解できる結末」が何なのか、明らかではありません。だからみな苦しむのです。けれども今回、いろんな人がいろんな意見をいった中で、たまたま私の思いつきが妙に支持を集めました。だから、今回に限っては答えがわかっているといってよいのです。

プリシラさん

引用部省略。

だから、どんどん状況が悪くなっていったのです。取れない責任をとろうとしても無駄なんです。みなもそれはわかっていたと思います。だから、模範を示して消えていったのではないですか。騒動の渦中から立ち去ることが、プリシラさんのためにもいいとわかっていたのではないですか。そうして、いま、残されたのはプリシラさんと間宮さんだけです。

プリシラさんは、まず自分が騒動から抜けることに集中すべきだったと思います。今だってそうです。プリシラさんがさっさと渦中を抜けた方が、間宮さんの気がずっと楽になるでしょう。責任というのは、取りますといって取れるというものではないわけです。人生には恥を抱えていくしかない場面が非常に多い。仕事の失敗で、自分ではなくて上司が減給処分とかですね。俺が悪いのに、と泣いたって、自分じゃ責任取れないんですよ。土下座したって何したって駄目です。「これからの仕事を頑張れ」をいう言葉に、頷くしかない。

引用部省略。

軽蔑されても、「そうしてくれないか」ということはできませんか。私は、それは赤の他人だから痛みもないようなものかもしれませんが、軽蔑は覚悟の上で書いています。(自分でこう書けてしまうくらいだから、やっぱりたいして恥とも思っていないのかもしれませんが……)

引用部省略。

だからこそ、それをわかっている間宮さんだからこそ、おそらく一番つらい道を示すことができるのではないか、説得できるのではないかとすがる思いでいるのです。正義を曲げろといえるのは、そして説得できるのは、間宮さんの他に私には思いつかないんです。プリシラさんが、独りで判断しつづける限り、絶対に選ばない道だからこそ、間宮さんにご協力いただきたいのです。

それとも、私はプリシラさんを見損なっているのでしょうか。

まとめ

これまたヤバイ領域まで踏み込んだメール。

振り返って

正直、意味があったようななかったような。いずれにせよ、メールのやり取りが始まって以降の数日間は、結果的には騒動の終息へと大きく情勢が動いた時期と重なる。満足できる結末ではなかったけれども、騒動がおさまってほしいという願いだけは実現した数日間だった。その間、私は何もしなかったわけではなく、役には立たなかったかもしれないけれど、こうして一生懸命メールを書いていた。ささやかではあるけれど、自分にとっては慰めになるかとも思う。

FAQ

メールのやり取りを公開した理由

考察1が注目を集めてからというもの、私の世評は天を突く勢いで上がってしまい、中立、客観的といった分不相応な賞賛を浴びるようになってしまいました。私はこの状況が耐えらませんでした。そこで考察2では意識的に穴なども残し、批判を誘って評価を下げようと画策しました。この結果、予想以上に多くのご批判をいただき大いに勉強になりましたが、全体としてはいいことをいっているということで私の地位に変化はありませんでした。私はいよいよ苦しくなりました。騒動の早期終結を願いました。そんな折、間宮さんからのメールが届いたのです。

天の助けだと思いました。ひとしきり悩んだ末、私は自分の立場を利用し、騒動の早期終結を当事者との直接交渉により中央突破することにしました。ヤバイことをはじめた、という自覚はありました。もう後戻りはできない、とも思いました。覚悟の上ではじめたメールのやり取りですが、間もなく、後ろめたい気持ちが段々強くなってきました。間宮さんが「本音」を発表し、プリシラさんの特設掲示板が書き込み停止となり、騒動が最後のときを迎えつつある中、私はいよいよ秘密を、この気持ちを抱えきれなくなりつつありました。

相変わらず祭り上げられていながら、陰ではメールのやり取りをしている。その内容がまた、何割かの方々の期待を完全に裏切るものなのです。どうしよう……困った私の頭に、ひとつのアイデアがひらめきました。私は祭り上げられるのは嫌ですが、例えば今回の騒動における間宮さんたちのようにボコボコにされるのもまた嫌だと思っています。微妙な手段では現在の地位をおりることができないと知った今、メールのやり取りを公開するという自爆技に挑戦することにしました。裏切りをやっておいてひどい話ですが、この一件を保身に利用することにしたのです。自分を貶めて保身というのも奇妙ではありますが……。

予告通り、私がいかに信用できない人間か、ということがよくおわかりいただける内容になったかと思います。私は考えなしに迷走しているのに、外面を取り繕うのだけはうまいようで、何か一貫した行動を取っているように見えるらしいのです。しかし、それは虚像です。そのことは、今回のメール公開でご理解いただけたことと思います。

いずれにせよ、今回の私の行動に失望された方には、深くお詫び申し上げます。このFAQは、長い長い言い訳であります。

間宮さん、プリシラさんへの悪影響をどう考えるか

今回のメール公開は、間宮さんとプリシラさんの謝罪の言葉を疑わせるに十分なものだ、とのご意見があります。しかし私はそのようには考えません。むしろ、間宮さんの本音が本当に本音だということを保証する状況証拠となるはずです。また、プリシラさんの謝罪は終戦工作の初期に行われており、もともと関係ないのではないかと思います。

間宮さんは私の提案を拒否し、あえて「斬鉄剣」の道を選びました。その上で、自分の正義が通用しない相手もいるという一点のみ、今回学んだこととして取り上げています。こうしてみると、間宮さんの「本音」は、まさに本音だといえるのではないでしょうか。私がメールを公開しても大丈夫だと思ったのは、間宮さんが私の提案通りにしなかったからです。

このことは逆に、間宮さんは本当はもっとちゃんと反省しているが、意地を張ってあのような「本音」を書いたのだ、と考えていた方々には失望の原因となるようです。これは私がお詫びすることなのかどうかわかりませんが、メールのやり取りをした者の意見としましては、やはりあの「本音」は本当に本音だといわざるをえません。失望させてしまい、申し訳ありません。

考察の価値、信頼性の低下をどう考えるか

著者と作品をリンクして考える方が多い現状からしますと、たしかにメールの公開により考察の価値が低下するのは事実でしょう。ただ、中立とか、客観的(あるいは第3者的)とか、そうした形容詞を外しても、私は自分の書いた考察の内容自体に、変化はないと思っています。

ひとつの意見としてよくできていることには変わりがないので、今後は本来の身の丈にあった価値を持ち、評価をされるようになるのではないでしょうか。むしろ、これまでの評価、信頼度が異常だったのだと思います。それはつまり、著者への異常な信頼が、文章の価値を実態以上のものとしていたのがこれまでの状況だったのではないか、ということです。

騒動の収拾への悪影響をどう考えるか

悪影響はない、と考えています。むしろ、これで騒動は本当にお終いになるのではなかろうか、と。間宮さんの「本音」が本音だという状況証拠を提供したことで、ある種の疑いはこれで一掃されます。と同時に、私の自爆というオチがつきます。さらに公開したメールの本文から、人間を本当に変えるなんて恐ろしいことを考えても仕方がない、という諦観を読み取っていただければ……。

間宮さんたちは「斬鉄剣」の道を選びましたから、今後もウォッチャーが離れません。再びコトが起きれば、今回以上に叩かれることでしょう。また今後の更新では、一挙手一投足まで監視されることになります。しかし、ゆきさんを巡って生じた今回の騒動は、これで終わるだろうということです。

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