私は方々のサイト批評掲示板でいろいろ書き飛ばしています。その一部を収録。新旧いろいろ入り混じっています。場所もいろいろ。
[2002.09.01]
見やすいレイアウトですね。いろいろ技術的に未熟なところは多い(とくに画像の処理など)と感じますが、それはたいてい、いろいろサイトを更新するうちに身についていくことだと思います。見やすいというのは、情報を整理するセンスがいいということ。すっきり表現できているのは素晴らしいことです。
サイトには特定のテーマを持たせた方がよい、とはよくいわれますが、あっちーさんの場合、当面はあまりその辺りはこだわる必要がないのではないでしょうか。トイ・ストーリーでネタ切れになったら、しばらく他の内容で更新してもよいと思います。サイトの作成自体をいろいろ楽しんでいただければ……。(もちろん、トイ・ストーリーを極めていくのが一番すっきりしています。興味の続く限り、頑張ってほしいと思います)
URI:http://members.tripod.co.jp/gyuunosuke/ [2002.09.11]
リンクはエンターページにしてもらう、ということですね。まあたいていの方は、リンクの約束を守ってくれるでしょうから、それもひとつの解決策だろうと思います。ただ、それならばTOPにリンクはエンターへ、お気に入りはTOPへ、ということを明確に示しておきましょう。ついついTOPにリンクしてくれる人も(割合としては少なくとも人数としては)少なくないでしょうから。
定連さんに受けがよいからやめられない、というのは非常に陥りやすい罠。今のシステムに文句がないから定連さんになるのでしょう。例えどんなにひどいことをしてたって、今の定連さんに受けがよいのは当たり前です。思い切って改善の一歩を踏み出しましょう。それで文句をいう人は実際ほとんどいないだろうし、より多くの人に不快感を与えずにすみます。
ただ、それでお客さんが増えるとは限りません。数千万のネット人口に対して、わずか数十人のお客さんを見つければよいという話なのだから、本当のところ、どれほどサイトの間口が狭くてもたいした問題ではありません。99%の人に嫌われても、なお数十万人もの潜在的客層が残されているわけです。数十万人から数十人を選ぼうという話なんですね。ただまあ、一日数万ヒットを狙う企業サイトなら、名前を聞くスクリプトを仕込んだりはしないということだけはたしかです。
背景の統一も、見やすい云々というよりも、サイトの雰囲気、イメージを、少しでも「きれい」「カッコいい」へ持って行こうと考えるなら、統一するしかない。でも、きれいになってもお客さんは増えないかもしれない。そうしてみると、結局は自分自身の楽しさを優先した方が「得」かもしれません。ただまあ、万人受けを狙う企業サイトでは、背景ばらばらのデザインにはしません。(註:テレビ局のサイトは、番組ごとに別サイト扱いなので少し話が違う)
英語の件ですが、いろんな意味でおかしいので、あっさり削除するべきです。そもそもエンターページに書かれていることは全部どうでもいい内容だと思います。つまり悪いことをする人は、注意書きがあっても無視するので、意味がない。悪いことをしない人にはただ邪魔なだけだ、というわけです。エンターページをなくして、カウンターを目次のページに置けば、少しだけカウンターの回転がよくなるでしょう。いくつかの理由で。ただ、それほど期待はしない方が……。
h2では「文字が大きすぎる」という発想だろうと思います。文字の大きさはCSSで好きなように変えられますので、文字サイズを考えてh2をh4にするなどといった妥協をする必要はありません。CSSを知っているとHTML文書作成の段階ではレイアウトを考える必要がなくなる、というのは、例えばこういうことだといえるでしょう。とにかく機械的に論理構造通りにマークアップをしてしまって、見た目はCSSで後から調整するわけです。
ところでカウンターの配置がレイアウト的にいっぱいいっぱいという当初のご相談ですが、私なら、もう少し何かと何かを「横に並べる」ことを考えます。これがヒントになればよいのですが……。[2002.09.17]
[2002.09.11]
midiが重いというのはたしかに誤解。midiはかなり軽いファイルです。よほどのことがなければ20KB以内ですよね。強制終了の原因になるとはいえ、じつはメディアプレーヤーなどを呼び出す方式にしなければ滅多におきません。勝手に音楽が流れるタイプなら、Win98+IE5以降が快適に動くマシンなら大抵問題ないです。音楽が勝手に流れると嫌だという意見はそれなりに強いのですが、私の経験上、音楽を止めてもお客さんは増えません。つまり、音楽は実際にはたいした問題ではないのではないか、という仮説が成り立ちます。
私もサイトに収録してない分もあわせて300くらいのサイトにアドバイスしてきましたが、そのうちアドバイス後もちょくちょく訪問するサイトは片手で数えられます。ほとんどのサイトは、デザインがよいとかどうとか以前の問題で、二度と訪問する気になりません。自分にとって、そこを訪れるメリットが何か、この一点ですね、本当に重要なのは。有意な情報(例えば私にとって非常に面白い日記とか)があれば、音楽が勝手に流れたっていきますね、私は。どうせ一日の更新分は3分あれば十分に読み終わりますから、CDと音がかぶっても気にしません。
ソニーのサイトは一日100万ページビューですが、表紙はFLASHを使ってます。HTML版もありますが、はっきりいって素人が作ったようなひどいできです。それでも一日100万ページビューです。デザインは、きれいな方がいいと思います。私も、少しでもきれいに、使いやすくしましょう、とアドバイスします。けれども、じゃあそうしたら本当にお客さんが喜んでくれるのか、あるいはアクセスアップできるのかといったら、決してそうではない。
私はデザインについてアドバイスすることには賛成ですが、アクセシビリティ―などについて説明することにも賛成ですが、BGMが勝手に鳴る「から」人気が出ないんだというような意見はいい加減だと思います。じゃあBGMが勝手に鳴るのをやめたら毎日通うのか、といったら、絶対にそんなことはないでしょう。やっぱり一見さんでおしまいだと思います。いいアイデアが思いつかないから、いつも私もデザイン関連のことばかりアドバイスしますが、本当のところ、サイト鑑定で一番見るべきはコンテンツじゃないですか。
というわけでコンテンツを拝見したわけですが、自己紹介サイトとしてはこれでいいのかな、と。ネット上の知り合い、友達と付き合う上で、「自分のサイト」があると何かと便利といえば便利ですよね。サイトなしの常連客よりも、サイトもちの常連客の方が、お互い何となく気心が知れる気がするわけで。あまりそれ以上をサイトに望まなければ、現状維持でもよいのではないかと思います。(不特定多数に大受けするサイトを作ろうと考えたら、根本的にサイト作りの考え方を変えなければならないでしょう)
……むむむ、やっぱりコンテンツへのアドバイスは難しいですね。10件依頼があったとして、9件に同じアドバイスを書いてしまいそうです。ところで、タグは多いけど、無駄は少ないと思います
とおっしゃっていますが、みたところずいぶん無駄が多いと感じました。せっかくCSSを勉強されたのですから、タグを半分くらいに減らしてみてはいかがですか。(可能です)
そういえば、WinMe以降はメディアプレーヤーが標準でつくんですよね。なるほど……。midiがある=メディアプレーヤーの起動とつながるパソコンが今は多いわけですね。XPや2000はその程度で落ちませんが、Meはつらいでしょうね。私は自宅のパソコンが98なので、基本的にメディアプレーヤーは使いません。IE6などにおまけでついてきますが、midiやMP3などの標準プレーヤーはわざわざ別のものにしてまして、つい失念しました。
[2002.09.11]
文字を動かして重くなるということは、あまり考えなくていいんじゃないかと。CPUの負担がちょっとかかるはずですが、私は正直、それを実感したことはありません。WordとIEを同時に動かすとか、HPBとIEを同時に動かすといったことに比べれば、全然問題になりません。少なからぬ人が「ながら」ネットをやっているわけで、動く文字で「重さ」を気にする時代でもないでしょう。
デザインについていえば、ひどくはないけれども、とくにいいというわけでもありません。直そうとすれば、全部直せます。ただ、現状維持で問題はないのではないですか。この先は自分が満足できるかどうかでしょう。「これでどうでしょう?」と仰っているくらいなので、まあまあ納得がいくデザインなのだと思います。またしばらくして、もっといいデザインを思いついてからリニューアルしても遅くはないでしょう。慌てて直すべき箇所は、もう直されたのだろうと思います。これからも楽しくサイト運営を続けてください。
音楽なんですが、なぜmidiのものを探されないのですか。wavでは重さが全然違います。マリモの画像は見れませんでした。表紙にあるわけですよね? バランスなんですが、デザインについていえば縦長なのがどうしたって気になりますし、内容についていえば読者参加型のコンテンツばっかりという感じで、いずれにしてもアンバランスです。個人の趣味のサイトとしては許容範囲なんだろうという感じはするのですが。
[2002.09.14]
職業は多分、直しようがないですね。gaiax系システムに標準装備されているプロフィールページの都合で、小学生と中学生を別々には選べなかったはず。「小学生・中学生」というのしか選択肢になかったと思います。
HPBのこともそうなんですが、鑑定には案外、余計な知識が要るものだと思います。HTMLやCSSの正しい使い方、アクセシビリティ―などについて説明するのは大切なことだと思いますが、相手がなぜそういった知識が不足したままここまできてしまったのか、まずそこを理解しなければ説得も難しいように思います。
私自身、相当な紆余曲折を経て現在に至っています。会社でWordの正しい使い方を教えるような場面でもつくづく実感させられることながら、「最短距離で正解へと人を導くのは非常に難しい」といえます。世界観、人生観まで転回しかねない「第一歩」にどれほど苦労することか……。相手の考え、状況を斟酌した上で、それぞれの「第一歩」を私は考えていきたい。
gaiaxは発展途上で停滞したシステムで、使い勝手もさしてよくないのに制約ばかり非常に多いという特徴があります。しかしフレームを使った安定したデザインのサイトをこれほど簡単に作れるシステムが他にない以上、明野さんにとって当面、他の選択肢はありえないでしょう。とすると、アドバイスに困るんですよね。7歳というプロフィールをみる限り、先の長い方なので、とりあえず焦ることもないような気もするんです。
HPBの標準モードが現状かなりのレベルで仕様に準拠していたり、Mozillaの完成度が高いのでIEも今後ますます標準対応を進めるだろうといったことを勘案すると、しばらく待つうちに楽ちんシステムも「許せないこともない」というくらいには進化しうるのではないかと思われるのです。
……結局、gaiaxの不都合には目をつぶっていくしかないのかな、というのが私の結論ではあります。
とくにお勧めというわけではありませんが、10分くらいかけて私が探した素材屋をいくつか。
gaiax仲間のリンク先を探していけば、もっといろいろ見つかるのではないかと思います。ところで、ページを軽くしたいという希望をお持ちのようですから、「画像を使わずにきれいなデザインを実現する」ことを考えてみるとよいでしょう。すぐに挑戦しようという性急な話ではなくて、じっくりと長い間、その方向で悩んでみてはどうかという提案です。なかなか面白い問題ではないかと思うのですが……。興味があればぜひ、挑戦してみてください。
画像を上手に使うには、多分、たくさんある画像をだんだん減らしていくよりも、画像なしの世界に、少しずつ、彩りを添えていくという方向性が望ましいのではないかと思います。何より「色」には注意するようになるでしょうから。