私は方々のサイト批評掲示板でいろいろ書き飛ばしています。その一部を収録。新旧いろいろ入り混じっています。場所もいろいろ。
[2002.09.23]
採点は難しいですよ。基準がないんですから。もし私の理想とするデザインを100点とするならとんでもなくひどい点数をつけてしまいかねないし、逆に私自身のサイトを100点とするなら、かなりの高得点になるのかもしれない。gaiaxでやってるとか、現在の勉強の程度とか、色々を勘案するかしないか、ということだけ
でも心象は全然違ってきますしね。この書き方で察してほしいのですが、まあまあじゃないかと思っています。
メニューが背景と重なって読みにくいので、そこだけはどうにかしてください。流れ文字は、私は単に読まないので気になりませんでした。でも小さな画面で文字を大きくしてみている人は、流れ文字のせいでスクロールしないとメニューが見られないということを嫌がるでしょう。コンテンツはよくあるものですね。とくによくも悪くもないという印象です。個人サイトというのは大抵、こんな感じだなあという思いがします。
印象は悪くはないけれども、あまりパッとしませんでした。ただそれは、ネット上の知人は何人もいるので、これ以上ふつうの個人サイトとお付き合いするつもりがないからかもしれません。1年前の私だったら、ちょっとしゃれた感じ(背景画像自体はいい選択のように思います)に少しは惹かれたかもしれない。
IEの場合は、音楽を切るのは非常に簡単なことです。
ツール→インターネットオプション→詳細設定→マルチメディア→Webページのサウンドを再生する、のチェックを外す
私はつくづく思うのですが、Webページが音楽を用意することを完全否定する人は、この機能を使うのがスジだと思っています。文字サイズにせよなんにせよ、利用者の側に選択権があるのに、単に不勉強でそうした方法を知らない方が多いのは問題だと思います。ブラウザにちゃんと機能があるのだから、それを使いこなすべきなんですよ。そのうえでサイト作成者にも勉強を促す。閲覧者は勉強したがらない、というのは事実ですが、お互いに勉強しましょう、という方が前向きな議論になるのではありませんか?
[2002.09.28]
IEではいつも文字サイズの設定を「最小」にしているので、たしかに文字が小さくてよく読めませんね。とはいうものの。
私はMozillaを使うようになってから文字サイズが気にならなくなりました。Mozillaには「最小の文字サイズ」と「標準の文字サイズ」などを設定する機能があり、私はここをどちらも12pxにしています。私の好みがそれくらいなので。この結果、どのサイトも小さな文字サイズで表示されるとともに、文字が小さすぎて読めないということもなくなりました。
じつはIEでもユーザスタイルシートで文字サイズを強制的に閲覧者の好みに合わせることが可能です。本当に困る人はそういった機能を使えば幸せになれるわけです。もっとも、大多数の閲覧者はそうした機能を知らないわけで、自分の好みでサイトの見た目を調節することをせずに、サイトがちゃんとした対応を取っていてくれることを期待するわけですね。これはこれで問題です。
私は閲覧者も、もっと賢くなるべきだろうと思います。閲覧者が自分好みの文字サイズを強制するのが当たり前になれば、逆にサイトの製作者も自分の好みを閲覧者に押し付けようとするのがバカバカしいことだと気付くのではないかな、と。今は製作者のデザインを閲覧者が(例え文字が小さすぎて読めないといった場合でさえ)全面的に受け入れているので、製作者がどんどん増長するのだろうと思います。
[2002.10.06]
私もいろいろみてきましたが、サイトを重くするのは第一にサーバと回線の問題。第二に画像ですね。他は関係ないといってもいいくらいです。サーバと回線の問題はどうしようもなくて、ここで問題が生じるとどんなに軽いサイトでも、異様にダウンロードに時間がかかることは避けられません。これはいったん選んでしまったらおいそれと変えられないものだから、画像で勝負することになります。HTMLの無駄を排除して10KB減らすのは大変ですが、画像を処理して軽くするのは案外簡単なことです。
そもそも無料で100MBまで借りることも可能(複数のサービスをはしごすれば数百MB用意できます/規約に反しないよう、ちょっとした手間はかかりますが)ですし、月に500円も出せば広告なしで100MBやら200MBやら確保できます。サーバーの容量なんてのは、いまどき、もう気にする必要がないといってもいいと思います。ちゃんと情報を集める手間さえ惜しまなければ……。
サイトは現在改装中で縮小運営中ということですが、私はあまりそうした方法は賛同できません。リニューアルなんてのは手許でいくらでも作業できるわけです。作業が全部終わってから一気にファイルをアップロードして、「リニューアルしました」と発表すればいいわけじゃないですか。なぜわざわざ「改装中です」なんてことをお客さんに伝えなければならないのでしょうか。主要コンテンツを引っ込めて、寂しい状態のサイトを見せなければならないのでしょうか。これはおかしいと思います。
[2002.10.06]
HTMLの使い方がどうとかいう話なら私もいろいろ意見がありますが、デザイン重視といわれれば「そうですか」という感じで。アクセシビリティーいついては、もう少しお考えになったほうが、という気はしますが、たぶん十分な配慮をしてもお客さんは実際問題として増えないでしょう。せいぜいテキストのネタが増えるくらいでしょうから、無理にとは申しません。過程を気にせず、結果として意図されたデザインだけをみれば、健常者がIEなどの画像を扱える視覚系ブラウザで閲覧する限り(つまり99%の人にとって)は、いいサイトなんじゃないかと思います。
一般的には、リンクを地の文と同じ見た目になるようにCSSで指定するのはよくないわけですが、ユメアトさんの求める読者層は、それをむしろ「きれい」「カッコいい」として喜ぶような方々なのでしょう。実際、個人サイトをやっていくには十分な需要があるわけで、今の閲覧者を大事にして(世代や立場を超えた広がりをもつ)一般受けを狙う必要はないのかもしれません。現時点で失敗しているならともかく、十分に狙いはあたっているように見えるからです。
長年やっていらっしゃるということで、内容も十分な量があり、またおっしゃる通り質もなかなか高いものとなっていますね。ただ、文章表現で気になったことがひとつ。
段落は、分けるべき場所では分けましょう。内容が明らかに次の話題へ移っているのに、段落を変えないのは奇異です。日記などは、全部ひっくるめて「その日のこと」というつながりなのかもしれませんが……。
URI:http://members.goo.ne.jp/home/towa95 [2002.10.08]
gooはgaiaxのシステムを借りてサービスを展開しています。gaiax系のシステムは大抵、内容量の割に重いですね。おそらく、広告組み込みの方法に手が込んでいるなど、サーバの負荷が大きいのではないかと思います。アクセスのたびにサーバがデータベースからページを組んでいるのではないか、というのは単なる想像なのですが。
もともとgaiaxのシステムというのはネットビジネスの新しい形として、確実に広告を見せる方法として作られたものです。すべからく無料サーバサービスは広告配信システムの一種にすぎませんが、とくにgaiaxは既存のサーバに広告配信のスクリプトをはかせるという方法ではなく、広告配信を目的として1から構築されたシステムですから、それなりに手が込んでいます。システムを作った企業が儲かったかどうかはともかく、このシステムに飛びついたベンチャー企業、大手(といってもネット関連企業ですからたいしたことはないですが)企業はたくさんありますね。システムを借りた会社は、このシステムを使って広告収入を稼ぐわけです。
とにかく、gaiax系のシステムは私がケーブルテレビの同軸線でネットの接続していたときも重く感じたくらいなので、サーバのシステムに問題があるのでしょう。頑張っても頑張っても、ある程度重くなるのは仕方ないんじゃないかという気がします。
デザインは……gaiax系のシステムを使う限り、一定以上のバリエーションはありません。制約の中でセンスを磨くのもよいのですが、最終的にはgaiax系からは離れることをおすすめします。