助役室 21-30

21 留学生

私の所属する研究室には中国から留学中の研究生が4人いらっしゃいます。

研究室で卓球大会がありました。さすがに留学生の方は強く、3人が入賞です。で、あと1人はブービー賞で商品GET……ある意味、さすがです。[2001/06/25(Mon) 23:52]

22 不公平ではあっても

あなたがいくら夢見て頑張っても、手の届かない世界があります。

あなたはとっくに、そんなことには気付いています。

しかし、努力を放棄するか否か、それはあなた次第です。[2001/06/26(Tue) 00:28]

23 大学受験を考える方へ・1

模試に関する私見

模擬試験の合格判定は、当たります。少なくとも、現役生のうちはそう思っていたほうがいいです。思っていたほうがいいばかりでなく、実際のところ、E判定が出たらまず受かりません。私自身、そうでした。

"模試は努力の成果であり、その合格判定は少なくとも現時点においては大変に正しい" 受験生をやっている間は、そう考えたほうがいいと思います。

なぜなら、そのほうが勉強がはかどるからです。

大抵の人にとって、模試の判定は苦々しいものに違いありません。であれば模試は、こりゃいかんと懸命に勉強するきっかけになります。模試の判定はこのままいった場合の結果を表わしているのです。今までと変わらない努力では、大変にまずいわけです。

ただしここで重要なのは、もう受からないとはなるべく考えないことです。世の中には多く合格体験記があります。それらの中で、最も勉強した人の話を参考にしましょう。そして自分にも肉体的には可能なことなのだとつぶやくと、不思議ともっと無理できる自分に気付かされます。

さて幸運にも、とても素晴らしい判定が来ることもあります。偶然の場合は自分の幸運の確信に、努力の結果だと胸を張れる場合はそのことを十分に噛み締めた上での自信に、またとない薬となるでしょう。

模試は当たるのだ、そう思うからこそ好判定は本当に嬉しくためになり、悪判定は更なる努力を促すのです。

どうせ当たらないという思いが余りに大きくなると、無為に志望校を下げてみて病みつきになったり、結果がまずかったのに反省を怠ったり、こんなもんちょろいぜ、と気を緩めたりすることになります。

模試は厳格な父親のようなもので、日頃は恐怖を自らを律するタガとし、時に誉め言葉をより一層励む糧とすることが、自らの研鑽が必要とされる時期におけるうまいつきあい方だと思います。

模試は当たらないなどというのは、受験を終えたら思いっきりいいふらしてやればいいことではありませんか。どのみち受験が終わるまでは、模試は恐怖の対象であり続けます。親の庇護を離れ自立するまでは、じっと復讐の牙を研ぐことに専念するべきではないでしょうか。

恐怖を振り払えるのは自らの努力と確かな結果だけです。判定を覆し、ザマーミロ、と絶縁状を叩き付ける日を夢見ながら、今は勉強あるのみ。[2001/06/26(Tue) 21:59]

24 大学受験を考える方へ・2

学園祭に行く

学園祭に行くのはいいことです。やはり実際に行ってみて思うこと、気付くことってあります。

とはいえ学園祭は万能ではなく、例えば、先輩方の人柄はよく分からないと思う。校風も。でも、いろいろ類推する材料は豊富です。

例えば、TK大とCB大の学園祭はかなり違います。

TK大は各団体が日頃ホームベースにしている教室でてんでばらばらに参加するため、広すぎるキャンパスのあちこちに企画が陣取るというかなり寒い会場配置になっています。模擬店もとりあえずメインストリートの両側に立ち並ぶのは当然ですが、その他あちこちらでもやっていました。実に勝手気まま。広告もキャンパス中の壁や手摺に貼り放題でした。

そのかわり、研究室紹介や研究室の移動不可能な機械を使った企画など、主にまじめな分野でこの特性を活かした企画が実現されていました。また、人口密度の低さが意外にも高校生には気が楽で、あちこち回りやすい雰囲気を作り出していたことも特記しておきます。

一方のCB大では、企画展示の会場が集中配置され、模擬店街も固まって存在することから、広いキャンパスでありながら会場はTK大とは比べものにならない熱気を帯びていました。会場の人口密度が高いです。

CB大祭の特徴は「徹底した管理」にあります。広告は所定の掲示板に限定され、ビラも自主規制が敷かれていました。全ステージにおけるタイムテーブルがパンフに明示され、しかもそのオフセットのパンフがちゃんと広告を集めて無料で配布されたことは特筆に値します。TK大は五百円でしたし、W大はかつて一千円以上でした。

けれども、変な食べ物がない反面、研究室巡りのようなまじめなイベントもありませんでした。僅かにシンポジウムが二つ。この理由はいくつか考えられますが、完全に学生主体であることがやはり大きいのではないでしょうか。教官の企画も当然のように学生主催の会合に参加して部屋取りとかしないと決してパンフに載りませんから。また、教室棟への会場集中策で研究室棟の周囲には人通りがほとんどないのです。

ま、こんな観察でいろいろ見えてくるものがあるわけです。

大学選びなら建物や周辺の地理の観察も重要です。大学祭はいい機会、有意義な時間を過ごせるよう、時間とお金をたっぷり持って参加してみてください。[2001/06/28(Thu) 06:19]

25 大学受験を考える方へ・3

下宿選び

下宿生活は荒れ気味になるのが普通なのだそうで、大切にしていたギターにラーメンをこぼしてしまったと、先日も愚痴をこぼされました。学生向けの下宿には古い建物が少なくなく、地震などの際には怖いという話をよく聞きます。けれども下宿には、自然災害以前に、"いい加減な自分"という危険要素があります。必要以上に思い出の品を持ち込むのは、上策ではありません。

ところで、下宿を選ぶ際には図面契約はなるべく避けたほうがいいそうです。また、下見する際には次のことにも気をつけるといいとか。

伝え聞くところでは、主に夜に気づいて案外困るのが壁の薄さの問題。犬の遠吠えなど夜の騒音ですね。夜まで下見し続ける人はあまりいないし、それを許す業者もそう多くないので仕方ないことは仕方ないのですが、下宿にいるのは圧倒的に夜だということを忘れてはいけません。

夜の音の響きやすい時間帯になって、電車の音が実はうるさかっただとか、お隣さんが連日連夜の麻雀大会とか、近所の路地に恐喝グループが大量に出没するとか、笑うに笑えない悲惨な話がいっぱいあります。友人の場合は、下の階に住むリストラにあって現在無職のおじさんに、夜な夜な訪れられては愚痴を聞かされる羽目になりました。これもやはり夜の問題です。

下宿は夜の環境が肝心、らしい。よくよくお気を付けください。 [2001/06/28(Thu) 06:26]

26 予防接種

じつは私、アレルギー体質のためにインフルエンザの予防接種もツベルクリンもやっていません。当然、あの痛いことで有名な(最近はハンコ注射でしたっけ?)BCGもやっていないんです。私の大学からは毎年のように結核患者が出て大変なのですが、いつその列に加わってもおかしくない状況です。

近年、世界中で抗生物質に耐える結核菌が蔓延の様相だそうですから、不運にも罹患すればそれが今生のお別れかも。昔は注射しないですむことを無邪気に喜んでいたわけですが、そうは問屋が卸さないということでしょうか。

その他、私は百日咳と水疱瘡の予防接種もサボり、こちらはしっかり小学校2年生当時に百日咳→水疱瘡の連続技をくらって、2カ月ほど学校を休んだものです。

百日咳はいいけれども、水疱瘡はいろいろショックな病気でした。今でも眉間や背中などにはっきりわかる跡が残っていますが、なんにせよ跡が残る病気には注意しなければなりません。女の子に水疱瘡の予防接種は必須だと思います。

ところで、水疱瘡が治ってもウイルスは全滅してはいないそうですね。というのも、中年になってから再び現れることがあるんです。ずっと神経に眠っていて、ストレスが溜まると突然、帯状の疱疹をつくるのだとか。これは時に、おじさんが涙を流すほどの痛みになるそうですから馬鹿にできません。しかも細菌ではないので抗生物質が効かないときています。つまり水疱瘡には、最初から罹らないのが一番なんです。

こんな私も、予防接種をしたことがないわけではありません。麻疹などは強制ですから当然としても、他にはおたふく風邪の予防接種を受けています。

小学校に入った頃だったと思います。私は弟と一緒に保健所へいきましたが、注射嫌いの弟はあんまり泣いて走って逃げ回るので、母は諦めて私だけに予防接種を受けさせました。私は少しの痛みと大きな誇りとともに保健所を後にしました。

数年後の冬休み、弟がおたふく風邪に罹りました。私は早速、赤い顔して熱を出して寝込んでいる弟の側にいき、
「注射を怖がるからいけないんだよ……バカだねぇ」

ふにゅふにゅ(膨らんだほっぺたをつつく音)

なんなんでしょうね、嫌な注射を我慢したんだから、当然の権利だと思っていたのでしょうか。とにかく外道です。

……で、罰が当たりました、やっぱり。冬休みが明けて弟が元気に学校に行くようになると同時に、私の頬が膨らみはじめました。

病院の先生は、「せいぜい予防接種の効果は8割の確率ですから」とこともなげ。私は一人、延長になった冬休みを楽しんだかといえばさにあらず。

兄弟感染の場合、感染症はだんだんひどくなってうつるというセオリー通り、弟より長くひどく苦しむはめになってしまったのでした。治療の最後に先生がおっしゃるには、「一回罹った人がまた罹ることもあるんですよ」……恐ろしい話もあるもので。[2001/07/11(Wed) 23:26]

27 継続

当村の林武本線にゃごろう駅からは、友好協定を結んでいる各サイトへいけるようになっています。昨日、そのひとつ「プードル広場」が一周年を迎えました。私はファンとして、たいへん喜ばしく思います。

例えばReadMe!のような、個人サイトがたくさん集まっているところへいくと、まだ産声を上げたばかりのサイトにたくさん出会うことができます。私はそうしたサイトを見て回り、将来の発展に思いをはせるのが好きです。

サイトって、本当に短い間に信じられないくらいの成長を見せるものなんです。初めて公開されたサイトには、テキストボックスだけでデザインされ、一週間分の日記と、管理人の自己紹介、工事中の掲示板しかないところも少なくありません。そんなサイトが、1ヶ月後にはすっかりタイトル画像やテーブルを使いこなして、一人前の顔になるのです。中を覗いてみると、ちゃんとコンテンツが用意されているのには、嬉しくなってしまいます。

ところが、一年を待たずして休止してしまうサイトの、なんと多いことでしょう。

事情があることですから、仕方ないのかもしれません。けれども、一年間、何故続けてくれなかったか、いやせめて、半年間は続けてほしかったと思うのです。十日に一回程度の更新でもいいのに、と。

サイト運営ほど、継続することの偉大さが如実に現れるものも、そうありません。

一年間、更新し続けたサイトは、いい顔をしています。

にゃごろう村は、2月10日に建設がはじめられ、3月8日に誕生しました。以来4ヶ月弱、述べ2700人もの方々にご来村いただきました。当初20程度だった施設も35まで増えました。エッセイの本数は5倍になりました。

まだまだ当村は発展途上です。一年間を乗り切るには、数々の試練を乗り越えていかねばならないでしょう。しかし、拙文を読んでくださっているみなさんと、私たち自身の楽しみのために、もう少し、もう少し、頑張っていきたいと考えています。

過ぎれば短い一年間、先を見れば長い一年間。

にゃごろう村は、マイペースで駆け抜けていきます。 [2001/07/02(Mon) 21:30]

28 ブラウザ

ブラウザが無料のソフトだって、みなさんご存知でしたか? 以前の私は、そんなこと全然知りませんでした。Internet Explorer 5.5 がほしくて、LAOX へいってしまったのは秘密です。そしてソフトコーナーのどこにも見当たらないので、WindowsME を買うことを真剣に検討したのは、もっと秘密です。(でも最近のパソコンソフト解説書って WinME 版ばっかり)

さて、IE5.5 を入手したついでに、Netscape もインストールしてみました。にゃごろう村の動作確認のためです。Netscape6 はすごくかっこいいです。でも操作に慣れなくて、今はまだちょっとしたことにいちいち手間取ります。Netscape Navigator 4.77 は大学で使い慣れているので大丈夫でした。見た目も IE に似ています。

さて、Netscape でにゃごろう村を見てみます。

「……だはぁ〜」

無念! Netscape でもほとんど問題ないんですが、できれば IE をお勧めします。

ブラウザにはいろいろな種類があります。

ほとんどの方は、IE のユーザーです。私もそうです。ですからついつい、他のブラウザを使っていらっしゃる方のことをおざなりにしてしまいます。けれども最近、それはよくないなと思うようになりました。

じつは今でも、フレームに対応していないブラウザがあります。

ブラウザは無料なのですから、さっさといいブラウザに替えればいいのにと、私は思ってきました。

でも、問題はそう簡単ではないのです。

フレーム未対応のブラウザの中に、テキストブラウザと呼ばれる種類があります。これは簡単にいえば、改行以外のタグをほとんどすべて無視して、タイトルと本文と改行だけを表示するブラウザです。そんなブラウザを、いまどき誰が使うのでしょうか?

視覚障害者です。

テキストブラウザの表示する本文を、音声に変換して読み上げるソフトがあります。普通のブラウザは、このソフトに対応できていないのです。たしかに、フレームを表示するブラウザの場合、どこをどの順番で読んでいくかは難しい判断になります。読むタイミングもまた、難しいです。

私はこうしたことを勉強して、テキストブラウザをバカにしていたことを、反省させられました。

にゃごろう村がフレームを廃止するかどうかは、考えどころです。

まだ、なんともいえません。ただ、フレーム解除ボタンの復活は、検討したいと思います。世の中、IE だけでは困ることもあるのですね。[2001/07/04(Wed) 21:20]

29 席を譲る

席を譲られる側のマナーとして、「決して固辞しない」ことを、私は提案します。

今でこそさしたる感慨もなく席を譲れるようになった私ですが、昔は勇気がいりました。一所懸命に席を譲ったのに、「いえいえ大丈夫ですよ、どうかお気になさらず」などと固辞されたときの悔しさ、虚しさといったらありませんでした。慣れてしまえば平気なことも、経験の浅いうちは大きな障害なのです。

ですからみなさん、ハタチ過ぎたばかりなのに席を譲られたとしても、にっこり笑って御礼をいって座らなくてはいけません! これは未来を担う次世代を教育するため必要不可欠のマナーなんです!(……何かあったらしい)[2001/07/04(Wed) 21:36]

30 広告

にゃごろう村にお出でいただくと、自動でポップアップ広告が出るようになっています。これはクリック数に応じてお金が入るといった、お金稼ぎを目的とした広告ではありません。例えていえば、民放のCMのようなものです。にゃごろう村は広告を表示することで、無料でサーバーに場所を確保させていただいております。

広告を表示すれば無料でサイトを公開できるというのは、今やあまりにも常識的で、疑問を感じることなく毎日を過ごしがちです。けれども、もし広告なんか嫌だとごねて、有料でサーバーに場所をいただくとすれば、いくらかかるでしょうか?

にゃごろう村はFD2枚分のサイトです。容量は5MBあれば十分でしょう。掲示板もチャットもレンタルで済ませるので、CGIやSSIは設置禁止でも気になりません。

この条件で調べたところ、年間6000円が相場だとわかりました。

広告を表示すれば無料、広告なしなら6000円……広告を出している企業は、にゃごろう村の宣伝効果に期待して6000円を払っているということになります。現在、にゃごろう村は投資金額に見合うサイトになっているでしょうか? これは大いに疑問です。なんだか悪いことをしているような気分になってしまいますが、ここは神経を図太くしていかなければなりません。

広告主様には当面の辛抱を要求しつつ、私どもは村の今後の発展に力を尽くすばかりです。[2001/07/06(Fri) 00:08]