趣味Web 小説 2002-12-07

「無理だよね」から始まるアクセス向上論議

アクセス数に囚われて更新するってのは違うくないのかなーと。そんなやり方をしててもすぐに飽きちゃうと思うんです。

でも逆に、アクセス数が少ないのでやる気が減退し、閉鎖に至るというサイトも多いのです。アクセス数にとらわれるというと印象が悪いわけですが、お客さんにある程度歩み寄っていく、自己中一辺倒なサイト運営をしない、といえば「そうかな」という感じもすると思います。

程度の問題、といういわれ方などしますけれども、私は少し違うように思います。証拠を出せといわれても困りますが、とりあえずReadMeの上位100サイトを見る限り、お客さんを騙して、何のコンテンツもないのに安定して大きなアクセス数を維持している例はありません。私からみて全然魅力のないサイトはたくさんありますが、それは別に問題ではないはずです。とにかく、いずれのサイトもコンテンツで勝負しています。本当にひどいことをして、それでアクセス向上に成功するなんて、もうありえないといってしまってもいいのではないでしょうか。

1日100PV程度までのアクセス向上なら、玉石混交、いろいろなやり方があるのでしょうけれども、例えばReadMeで100位以内に入るというレベルまでいこうとするならば、どうしたってお客さんのニーズにこたえるという正攻法しかありえないだろうと思うのです。

けれども、この正攻法というのが曲者で、やろうと思ってもすぐに挫折するんですよね。過半数の個人サイトがそうなのですが、何をやりたいのか自分でもよくわかっていないんです。正攻法といったって、どっち向いて何を攻めればいいんだか、そのレベルでまず躓きます。そこでアクセス向上講座系サイトでは、サイトのテーマを決めるいくつかの手順を示していることが多いですよね。当サイトのデザイン初級講座もそのくちです。でも、簡単な手順で強引に絞り込んでみたサイトのテーマって、なんだかしっくりこないことが多いと思いませんか。やはりこう、内部から湧き上がるものなしに、機械的に決めたテーマではサイト作成の動機付けとして弱いのではないでしょうか。

そんなわけで、アクセス向上なんて目指してもしょうがないよね、というのは、それがカッコワルイとかどうとかいうよりも、そもそも無理だよねという地点から語り直した方が、本質が明快になるのではないでしょうか。

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