趣味Web 小説 2003-03-22

窪塚メッセージ

各所で話題の……。

私は下記の通り、平和愛好家の意見には与しない。仏独は戦争は悲惨だとか正しい戦争なんてないとか戦争は悲しみしか生み出さないといった発想から、イラク攻撃に反対したわけではない。にもかかわらず平和を望む世界の声を無視した米国、みたいな報道とか、有名人のコメントなどが無批判に垂れ流されるのはどうしたわけか。

……まあ、需要があるからなんだろうけど、さ。フランスだって、アフガン空爆には参加していたりするんだけどなあ。というか、米国版「Godzilla」にも登場するフランスの核実験などを忘れて、平和の大切さを知っているフランスみたいな声が出てくるのはどうなのか。フランスは平和の大切さを知っているから核実験をやり、米国も同じ理由でイラクを攻撃するのだから、平和愛好家の発想とはかなり言葉の根っこにあるものが違う。平和愛好家の方々は、その辺りわかって発言されているのだろうか。

ところで、軍事作戦に反対する言葉が平和につながるというならば、中露はここ数年、かなりの平和国家路線ということになるね。中国はどんどん軍備を増強しているし、ロシアは今でも世界第2位の核弾頭保有国だけれど。まあ民主党や社民党が中国大好きな理由は、こんなところにもあるんだろうな。でも日本では中露の反米路線はさして注目されず、フランスの反米路線ばかりが目立ち、支持された。

民主党はポピュリズムを党是としているようなところがあるのだけれど、今のようにセンスがずれたままでは人気政党にはなれそうもない。衆愚政治をOKとする(菅さんは「市民の声」が大好き)ならそれはそれでいいのだけれど、だったらちゃんと国民の嗜好を研究するべきなんだ。中国相手に土下座外交していないで、フランスと組むべきだ、と思ったりした。

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