効率的な情報収集のためだけにWWWを利用している人だけを閲覧者として想定するならウェブサイトを否定するのも悪くない。けれども多くの趣味の個人サイトは、サイト単位で楽しみたいお客さんを主なターゲットとしていることには注意するべきだろう。
現実問題として、検索エンジンからの来訪が毎日のアクセスのほとんどを占める、というサイトは滅多にないのではなかろうか。当サイトの場合は1割にもならない。新規流入は検索エンジンからかもしれないが、その後のアクセスの柱はやはり、第一にブックマーク、あるいは個人の持つアンテナやリンク集なのである。サイト構造を構築し、本の目次(あるいは表紙)に見立てたような文書を用意することには、現実問題としては需要があるわけであって、ある程度の意味があるといってよい。