プチ日記はとっても面白いと思うのだけれど、なぜか年に数回まとめ読みするだけで、日々の巡回経路には入っていない。これまで何度かそうしようと考えたことはあったのだけれど、その都度、なんとなくそうせずにきた。そういうサイトは非常に多い。その一方で、それほどでもないかなあという感じなのに、妙に気に入って巡回しているサイトが少しだけある。このあたり、自分でもよくわからない。
ところでぼくは、ガキのころ某進学塾に通っていた。そこで当時のクラスで成績良かった連中を検索してみたら、医者になってる奴や美術書を執筆してる奴が続出して驚いた。やっぱり頭のいい連中はネットでも賢げなのか。
今の自分と比べるとちょっとへこむが、ぼくだってこうしてホームページをやっている。検索のヒット数やランクに関しては真っ向から勝負できるんじゃないか。
「名倉」で検索しても全然ダメだったが(ネプチューン名倉ばかり)、「名倉 莫迦」「名倉 うんこ」の入力では検索エンジンの第1ページに引っかかりました。やったー。これで「○○大学医学部卒」とか「××美術全集著者」とかいった連中と対等である。
「名倉 莫迦」のGoogle検索結果を見ていて、ふと思うことがあったので「名倉」の検索をしてみた。予想通り、ネプチューン名倉ばかり
というのは全くの誤りである。個人名のみ抜き出すと、検索順1位は香川県の元・津田町議会議員、2位がお笑い芸人トリオ・ネプチューンのリーダー、3位は愛知県岡崎市寺岡クリニック看護婦、4位は横浜国立大学工学部助手、5位はNECの若手研究者といった具合。
飽きたのでこれくらいでやめにするけれども、いずれにせよ、プチ日記の名倉さんはなかなか出てこない。(ちっとも出てこないので私は匙を投げました)
これは別にテキストサイト管理人なんてのは社会的地位が低いんだ、という話ではなくて、単に検索エンジン最適化(SEO)の問題である。関係ないけれども、SEO Japanのドメイン移転に伴なうドタバタは、なまじSEOが行き過ぎてコンテンツの方が追いつかないという異常な状況(ジョークの世界)を体現していて興味深い。それはさておき、万が一、プチ日記の名倉さんが本気で「名倉」の検索結果で上位に登場したいのならば、簡単な手続きに従えばいい。
まず、HTML文書には、著作者情報を全ページに入れておくことが望ましい。そして、著作者情報はふつう、文書の冒頭付近に配される(なぜかHTML文書では末尾に付されることが多いが)ものだ。よって、プチ日記の大見出しの下に、address要素を用いて「著者:名倉」とでも書き添えることにする。そうすれば、ほぼ間違いなくGoogle検索でプチ日記が1位に踊り出るはずである。
検索エンジン最適化、というのは何も特別なことをするわけではない。あるべき場所にあるべき情報を書く、情報を整理する。HTML文書として順当なマークアップをし、あるいは文書の形式を整える。そうした正当な努力、自然な作業を行うだけで、実力相応の結果が得られる。難しく考える必要はない。SEO検索エンジン最適化というサイトはたいへん参考になるので、興味のある方は一読されることをお勧めします。
閑話休題。
名倉美登里さんは12人兄弟の末子として誕生。当時48歳だった父親は満61歳で亡くなった。最近では12人兄弟も滅多にいないし、48歳で子どもを作る親も珍しいのだけれど、日本でもつい最近まで、死ぬまで子育てが続く家庭は少なくなかった。意外に思われる方が多いかもしれないが、女性の第1子出産年齢はだんだん遅くなっていく傾向にある一方、末子出産年齢は明治生まれ以降、だんだん若くなってきている。1人産んでおしまいというケースが増えて、そういうことになってきているらしい。
私の祖父母などは大正末期~昭和初期の産まれだ。母方の祖父以外は長命で、いまもまずまず元気に暮らしている。今秋、父がいよいよ定年退職を迎える。両親は末子同士だから、祖父母はこれでとうとう子どもたち全員がお勤めを果たすまでを見届けたことになる。さすがに子どもの将来に夢を託すなんて話はもう聞かないのだけれども、かつては子どもが社会で大きくはばたくことを夢見ていた祖父母が、いまどんな気持ちなのかは想像もつかない。
母からハガキが届いた。弟が大学で入ったテニスサークルにはまってしまい、GWはもちろんのこと、夏休みにも冬休みにも実家へ戻らないことを伝えてきたのだという。弟が進んでそんな話をしたわけではないだろう。母が「GWには帰ってくるのかい?」と電話で訊ねたのに答えて、そういうことをいったに違いない。とまあこういうわけで、私はGWに実家へ帰ることになった。3連休は実家で過ごすことになりそうだ。ううむ、今年のGWは3連休か……。