趣味Web 小説 2003-04-20

ありがちなネタの後日談

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えーと、これで私は将来、弱いものいじめだとか、初心者叩きだとか、サイト潰しだとか、リアルタイムで状況を追いかけていなかった人にいろいろいわれてしまうのでしょうね。この件については、それなりに配慮と節度を保った対応を心がけてきたつもりなのですが。それにしても、これほどありふれた(という感じがする)ネタが痛管スレまで出張して紹介されるほどの情報価値をもっていたとは知りませんでした。

でも、今回は色々と考えることがありました。マナーと知識、絶対に必要なのに、あまり重要視されていないような気がするんですよね。小学校とか、自由にネットできる環境を作るんだったら、教えるべきことがあるはずなのに…。うーん。

リファラ云々とか、そんなことまであらかじめ教えるというのは非現実的だと思います。そのあたりは、必要に応じて、その場その場で知っていくことなのではないでしょうか。教える立場になって考えてみますと、やはり何ら問題意識を共有できない相手にリファラの説明をしてもどれほどの効果があるか……。

正しいHTMLの記述法を最初から実践する人がなぜこれほど少ないのか、あるいは初心者がなぜまともな解説よりも、くだらない解説に飛びつくのかという問題を考えるとき、問題意識の共有の有無という決定的な要因が浮かび上がります。私がCSSの実践的解説をリニューアル講座という形式で書こうとしている(そしてサボっている)のは、このためです。CSSとかHTMLの正しい使い方に価値を認めてもらうためには、リニューアルに苦労するという体験が必要なのではないか、と思うのです。

初めての「ほーむぺーじ」作りの段階では、いくら説明したところで、たいていの初心者は正しいやり方に見向きもしません。そして、いい加減かつ不合理だけど目先の目的を達成するには都合がよく簡単そうに思われる方法に心奪われます。それでは後々困る、といわれても理解しようとしないのです。まして、そもそもHTMLは情報の共有化のために云々と話したところで、まったく相手にされないわけです。

ソースがきれいで何の意味があるんだ? とバカにした風にいう方が世の中にはけっこういらっしゃいますが、もちろん意味があります。実利がちゃんとあります。だから私はきれいにソースを書いているのです。けれども、私が実利をどんなに一生懸命説明したところで、そもそも私のもっている問題意識に共感してくれない方には話が通じません。「で、それの何がいいわけ?」と話がループします。私の話が下手だというのは重々承知のことですが、リニューアルに散々苦労した経験のある方にはかなり話が通じるという事実には考えさせられるものがあります。

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