BMWを知らない人は、BMWといわれても何のことやらわからない。ユーザ層を限定するBMWは、車種ごとにブランドネームを設定していない。3シリーズとか5シリーズというように、型番だけしかない。その点、BMWはまだいい。トヨタとか、ひどいよね。クラウンとかカローラとか、知らない人が聞いたら「何の暗号ですか」って感じ。そんな暗号を数十も取り揃えている。タイトルというのは、別に内容の要約でなくてもいいということなんだと思う。
本のタイトルとか、テレビ番組の名前となると比較的内容に添っているかな、と思うものが多い。けれど凄いのもたくさんあって、例えば「グミ・チョコレート・パイン」というタイトルだけで何の本かわかった人は只者ではない。食べ物の本じゃないよ。(暗喩としては「食べ物の本」という言い方も間違いではないかもしれないけれど)
サイトのタイトルは例えば会社名のように、わけのわからない無意味な言葉で十分なんじゃないのかと思う。むしろそうやって無理をしてでも「他の何か」と区別しておく方がいいんじゃないかというような気がする。俺様ブランド。個人サイトは、管理人の個性をブランド化してサイトで何をやるのも自由ということにしてしまった方が、気楽に運営できるのではないか。「Web系日記」と名付けてしまうと、Web系以外のことをやりにくくなるわけでしょう。今夜の晩御飯の話題とか。
でも考えてみると、豊田自動織機とかフジ写真フィルムみたいな嘘つき社名もたくさんあるんですよね。