趣味Web 小説 2003-10-06

やはりプロはプロ、素人は素人 2

WWW利用者人口が爆発的に増えているから、いわゆる定番サイトはどんどんアクセスを増やしている。頂点ははるか高くなり、以前の頂点の辺りは戦国時代の様相を呈しているわけです。というわけでとほほのWWW入門へのアクセスも激増していて、一昔前には600万くらいだったはずが、知らぬ間に1700万を超えていたのにはさすがに驚いた。

けれども、もっと驚いたのは、私が全然知らなかったサイト、love cherryのカウンターの数字が600万を超えていたことだった。とほほの3分の1のアクセス!?

テキストサイト界隈と異なり、ついこの間まで、サイト作成支援系サイトでカウンターの数字が100万を上回っているサイトはたいへん珍しかったものだけれども、このところちょくちょく見かけるようになってきた。みんなのタグ辞書のように安定して1日5000超のアクセス(表紙のPV)を誇るサイトがその後ろにはいくつも控えていて、遠からずサイト作成支援系サイトで大手といったら延べ100万アクセス超を指す、という時代になりそうだ。

最近のダメ解説サイトは、みなちゃんとCSSを重視している。もちろんその使い方はアレなので、CSSが普及すれば状況が変わると思っていた方々は残念でした。ツールが進化すれば……というのも、結局は単に文法違反が減ることにしかつながらず、HTMLを仕様書の意図を無視した解説をするサイトはちっとも減らない。今になってみれば、壁を乗り越え小難しい話をきちんと勉強したのは主にプロだったということができる。これからも、アクセシビリティに配慮するのは一流のプロが中心なのだろうと思う。

今後もこんな感じで、素人さんのやることは悪い方へ悪い方へと予想を裏切っていくのだろう。3流のプロもまた、(Web標準の普及という観点から見れば)それと大差ない道を歩むのだろう。というわけで、あるべきWWWの姿を追い求めるW3Cとその支持者の戦いは永遠に(少なくとも永遠に思われるほどの長い期間ずっと)続く。

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