趣味Web 小説 2003-12-17

寂しいレンタル日記

低機能で有名なさるさる日記にひとついいところがあるとすれば、コミュニティーはたしかに用意されているのだけれど、あえてそこから隔絶した、コミュニティーを無視した運営をすることもできるということではないか。

最初からコミュニティーが存在しないわけではないから、ジャンル別インデックスや新着リストなどから最小限の集客はできる。人気が出るような内容なのに埋もれてしまう、ということは何とか避けられる。そうでありながら、読者の顔の見えない、まるで一人でこっそり書いているような、孤独な雰囲気の日記を書くことができる。

しかし、ふつうはなかなかその寂しさに耐えられまい。エンピツなどもそうだけれども、孤独な日記を書けるサービスの利用者が、あくまでも日記を自分のサイトの中の1コンテンツと位置づけるケースが多いことは、決して故ないことではないのではないか。

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