中間報告
提言騒動に関する私見/覚え書き
- 集いメンバーと無数の読者による、ゆりさんが作品をおろさないことへの批難(あるいは批判)は、不当だった。
- ゆり作品と幸村作品が似ていると思ったことは問題ない。
- ゆりさんが幸村作品を参考にした可能性を疑うことにも問題はない。
- しかしゆり作品を幸村作品の盗作と判断するのは不当である。
- 先行作品と類似した作品、先行作品を参考にした作品は無罪。盗作のみ有罪。
- よって「マゾ受け同盟はパクり容認」という中傷に屈したのは誤り。(補注1)
- 社会の慣行に反する提言が批判にさらされるのは当然だが……。
- 提言では後発側が作品を取り下げる基準を示す例としてゆり-幸村問題をあげている。
- しかしゆり作品は、幸村作品を参考にした可能性は排除できないが、盗作とはとてもいえない。
- よって、ゆり-幸村問題でゆり作品の取り下げを望ましい解決案とする提言は、社会の慣行に反する。
- 提言をひとつのマナーとして広めようとするのは自由だが、多くの批判が予想される。(補注2)
- 両作品が似ていると思うこと自体への批難は無理がある。思ってしまったものは仕方がない。
- 2ちゃんねる提言騒動スレを支配する空気に嫌悪感を覚える。
- スレの流れが確定している。事実上、議論の余地がない。
- 異論が出ると
過去ログ読め
のレスがつく。価値判断の多様性を認めない。
- 説得できない相手を電波扱いして安心している。自らの説得力不足の改善は、もう諦めている。
- 動機や経緯などの裏話を結果を評価する際に非常に重視する。野次馬的興味を正当化し過ぎではないか。
- 「オリジナリティについて」「オリジナリティについて2」での議論が冷静なので余計に……。
- 2ちゃんねる提言騒動スレを支配する流れには疑念がある。
- 心からの反省を目標に設定するのは非現実的。
最低限
のラインが高すぎるからいい人が損をする。
- 反提言側の言及がほとんど捨てハン、捨てメアドなのは奇妙。反提言で頑張るなら自サイトの日記でも言及すべき。(補注3)
- 反省の強要を問題とせず、行動の強要をひどいという。だが前者こそ人格への挑戦、最悪の行為だ。(補注4)
- 何かというと2chだから仕方ないという。ならば集いが意見を聞かないのも不思議ではない。
- スレ住人の真実と重ならない各当事者の真実にケチをつける。真実って何?
- パクりという言葉は定義が曖昧なので注意が必要である。
- 狭義のパクり=盗作
- 広義のパクり=先行作品を参考にすること
- 狭義の盗作=(部分)転載を自作と偽っている作品
- 広義の盗作=先行作品と酷似した(部分がある)作品/翻案権侵害を問われるケースなど
- 狭義のパクりが疑われ議論が泥沼となった場合に限り先発優先を提案するなら……
補注
- 集いメンバーは「似ている≠参考にしている≠盗作」と(ある程度)認識していながら、中傷に対し有効な反論を示さなかった。そして(面倒な議論を避けるため)ネタ被り程度でも後発側は作品を下ろすべしと安直な提言を行った。
- 「集いは発足経緯がダメだから、主張に穴が多い」という批判は正当。しかし「発足経緯がダメだから、主張に関係なく集いはダメ」という批判はおかしい。
- ダークマターのようなサイトが存在しないオリJUNE界では、スレが盛り上がるだけでは広報にならない。各自のサイトで反提言の声をあげない限り、表に出ている提言側を社会的制裁に追い込めない。また、跡地の件に言及したサイトの数と比較しても、オリJUNE界の沈黙は異様。
- 形式的な謝罪行動の強制をもって手打ちとする倉庫番さんらの提案に私は賛成。自発的行動を求めるのは人の心への挑戦。手打ち案こそ穏当な解決策だ。