WWW を利用している人は周りにたくさんいても、案外、サイトを持っている人はいませんよね。案外いない……って、具体的にはどれくらい? と疑問に思ったことのある方、いらっしゃるのではないでしょうか。
アクセスメディアインターナショナル株式会社とインプレスの共同調査によると、2003年4月末時点の WWW 利用者の内、個人Webサイトを開設・運営中の方は 14.1% だそうです。約7人に1人ですから、なるほど、少ないですね。
個人サイトなんてなかなか続かないのに、運営中の方が 14.1% で、休止と閉鎖の合計が 10.8% にしかならないということは……休止(閉鎖)してるあのサイトのオーナーもきっと今頃、どこかで新しいサイトを運営しているのかもしれませんね。この調査は複数回答ではないので、運営中のサイトがひとつでもあれば、他にいくつのサイトを放り出していても運営中に分類されるのでしょうし。
ところで、「運営中」「休止中」「閉鎖しました」の合計は 24.9% です。つまり、4人に1人は個人サイトを開設・運営した経験があるのです。これを多いと見るか少ないと見るかは微妙なところでしょう。「個人サイト? ふっ、ぼくがそんなもの、やるわけがないじゃないか」みたいなあの人も、じつは経験者? などなど、いろいろ楽しい想像が広がります。
ただし、個人サイト(の開設・運営)なんて興味ない人が過半数だ、という厳しい現実にも目を向けておくことが大切ではないかと思います。
ちなみに、みんながどこでサイトを作っているのかというデータもご紹介しましょう。ちょっと意外な感じがするでしょうけれども、これが現実なのだそうです。
私は漠然と「無料レンタルサービス=初心者が第一歩を踏み出す場」などと考えていたのですが、どうやら勘違いだったようです。有料・無料問わず、レンタルサーバの利用者は意外に少ないのですね。仮に「わからない」が全部レンタルサーバの利用者だとしても、プロバイダのところでやっている人の方が多いのです。
独自ドメインをとっている人が 11.5% もいるとは知りませんでした。個人サーバの利用者が多いのは、研究室のサーバを使っている大学生なども含む数字でしょうけれども、それにしても意想外に多いものだな、と思いました。
ところで、本題と関係ありませんが、選択肢の用語の使い方が不正確な統計は嫌ですよね。