趣味Web 小説 2004-04-05

Re: A Way Out 2003年3月21日

今頃、返信するという。

隠したって自分のレベルが上がるわけじゃないです。「え~?」というレベルの人を実戦投入するということは、他の人がフォローできる体制になっているということだと思います。

逆に、明らかにしたって自分のレベルが上がるわけじゃないです。だから、明らかにする必要はない。そしてお客さんは、他の人がフォローできる体制なら満足するというわけではありません。それでも仕方ないか、とは思うけれども、できれば一から十まで信頼できるプロ中のプロに担当してほしいと願っています。でも、そんな契約はふつう、できないですし、仮にやるとなったらかなり割高になります。だから、お互いに大人であれば、お互いの事情はわかっています。

けれども、あっけらかんと、「どうせわかっているんだから黙っているより口に出した方がいい」といってしまったら、商売はできません。少なくとも、今の日本ではそうです。建前は建前として、きちんと守らなければいけない。仕事時間中、一瞬も気を抜かないなんてことは、まあ、ありえない話です。でも、わざわざこちらから進んで、「時々気を楽にしています」なんてことはいわない。組織の論理を基準にすれば、いってはいけない。

現在、自分に至らないところがあるならば、静かに精進すればいいんです。お客さんに「私はまだ未熟者でしてね、てへへっ」なんてことをいうのは、馬鹿げていると私は思います。

うーむ。これだと自分はこうするといっているだけですね。「専門家は個人の責任で情報発信するな」という命令形のタイトルとは明らかに意味が異なる。どうも、徳保さんの主張がよくわからない。

これには補足が必要でしょうね。崎山さんとその支持者には異常だの唾棄すべき精神だのといわれましたが、私は多くの方が自明のテーゼとして「組織に迷惑をかけたくない」と考えているのではないかと想像していました。私の周囲のサラリーマンは大抵、そういう気持ちを大切にしているものですから。それで私は、説明抜きで「目覚まし時計の論理」を適用したのです。

組織に迷惑かけたくないでしょう? という話は当然の前提としていたから、命令形となったのです。しかし、崎山さんに限らず、三中さんも Vins-T さんも組織のことなんか知らんということをおっしゃる。ようは自分が自分に恥じない生き方をすればいいんだ、というようなスタンス。私の場合、組織に迷惑をかけることは即ち自分の倫理観に抵触するのですけれども、そのあたりで共通理解を得られないようで。

お名前がわからないのですけれども、A Way Out の筆者の方も、私の前提をそもそも共有なさっていない方で、まあそれなら命令形は不適切となりましょう。私は「迷惑をかけたくない」と思っているのにふと気付くと迷惑をかけるようなことをしてしまっている連中に対して「バカだ」といったのです。自制できないなら、意地を張っていないで他律的環境を導入しろ、と。それだけの話です。

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