趣味Web 小説 2004-04-06

がんばれVisualBasic

成功するパターンには、宇多田ひかる的成功と浜崎あゆみ的成功があります。大勢がその素晴らしさを認めているか否か、という違いがあるにもかかわらず、売上といった実際の商売の規模で両者ほぼ互角。不思議なのは、浜崎的成功事例を解説する記事の少なからずが、それを宇多田的成功と勘違いさせるような内容になっていること。

「こんな Web サイトは嫌われる!」といった記事が無数に存在しますが、嫌われるはずのサイトが大人気というケースはいくらでもあります。ところが、「それでも成功した理由」は、あまり語られません。そして、「売れない宇多田」の存在が無視されている。いくらユーザビリティなどに優れたサイトであっても、人気があるとは限りません。Web デザイナーの個人サイトや、Web デザインをやっている企業の公式サイトが決して大人気となっていないことからも明らかです。

理屈がついたところで満足するのもいいし、多くの場合、深入りしてもいいことはありません。けれども、理屈に合わない現実から目をそらし続けることにも、無理があるように思います。

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