3つの記事を紹介したけれど、ニートを問題視している人と五十歩百歩、だとは思う。憶測で適当なことを書いているだけだから。それでも、SHINTAKKIN さん(R30)の指摘は興味深い。
つまり、僕がニートという言葉に何かもやもやしたものを感じていた理由というのは、この言葉自体が「いい年した男性は結婚して働いているべきだ」という社会的偏見をたっぷりと含んでいるからじゃないのか。
偏見
と呼ぶか、文化と呼ぶか、といった問題はともかく、ニート批判の本質は価値観の摩擦なのだろう。テレビニュースを見たり、新聞を読んだり、WWW で情報発信したりしている人々の生活・知的水準は、そういうことをしない層の平均より上になる。その意味で、テレビや新聞やネットの意見はみな広義のエリート層の意見であって、現在、その範囲内ではニートという存在は貶められている。
さて、いつまでこの状況が続くのか、見物だと思う。