Think Blog で匿名的要素が強い
ことを日本の blog 文化の失敗
の一理由に挙げているのに、MinuteDesign 自身が匿名なのはなぜだろう、と思う。一人だけ実名を出しても利点がない、という判断でしょうか。
ところで、blog の形態を取ることが果たして正しいのだろうか?
という疑問は私もしばしば考えるところ。私の場合は、今回のように、誰かの特定の記事に触発されて自説を述べることが多いから、このスタイルが一番楽だという判断。これはと思う議論や小論は、たまに年別アーカイブの方にまとめています。そろそろ過去ログからウェブデザイン関連の記事を抜き出して、Lecture の方へ再構成してまとめたいなあということも考えてはいますが、これがなかなか……。
以下は MinuteDesign に関係ない話。日本にもみなが実名を出している世界があります。それがネット販売。商法で連絡先の開示が義務付けられているので、個人商店の類はみな、本名、住所、電話番号を明かしています。もちろん悪戯なんてありません。仮にあったらあったで、そのときは警察の出番でしょう。積極的に名を秘したい人は、そりゃあ勝手に隠せばいいのですけれども、素人さんを噂話で脅かして匿名に仕立て上げてしまうお節介は、もうやめたらどうかと思います。
つまり、実名でいえないことをいいたい人が匿名になるのは、いいと思います。けれども、単に怖い怖いといって匿名になる必要はない、ということ。