趣味Web 小説 2005-05-30

怠け者の悲哀

私は別名で読書感想系のサイトを開設しています。いました、といった方が正確かな。読書は好きだけれど、その感想を書くのは趣味じゃなくて、もう1年以上、ほったらかし。本の感想をやめて DVD で観た映像作品の感想を書くことにしたのだけれど、これもすぐに飽きました。向いていないんですね、そういうの。

そんな私が Amazon では200冊以上レビューして、とうとうベスト50レビュアーまで上り詰めたわけです。この先は化け物との戦いになるので、ベスト50に入り続けたら御の字でしょう。くるところまできたなあ、という達成感と同時に、「不思議なこともあるものだ」と思う。読んだ本の感想を書くことと、Amazon でレビューすることに、どれほどの差があるだろう。多くの人にとって、それは同じことかもしれません。けれども、私にとっては違いました。

よい本が売れ、ダメな本が売れない世界を作りたい。そのシンプルな目標が、私のエンジン。本選びの参考となるレビューを志向し、一種独特のスタイルを確立してきました。(参考:Amazon カスタマーレビューで戦う「HTMLとスタイルシートによる最新Webサイト作成術」が3刷に問題点の指摘と処方箋の提示はセットで

Amazon カスタマーレビューに託した願いは概ね実現された今、心残りは放置された読書感想系サイトのこと。私は本を読んで思ったこと、感じたことを記録しておきたい、と昔から望んできました。けれども、なぜか書けずにきたのです。「さあ書こう」と机に向かった次の瞬間、猛烈な怠惰に襲われてやる気を奪われてしまう。なぜ? 日記だって、小学生の頃からずっと「書きたい!」と願ってきたのに、いまだにダメ。誰かに読ませる備忘録しか書けないのです。

自分のためだけに何かをするのは面倒で仕方ない。休日に1日1食になってしまうのも、食事を抜いて困るのは自分だけだからなのでしょう。この怠け者気質、どうにかならないか。

……とまあ、そんなわけで、taigo さんの読書系コンテンツを読んで、「あー、いいなぁ」と羨ましく思いました。楽しく感想を書いて、それが自然とお勧め本の紹介にもなっている。理想的ですよね。

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