趣味Web 小説 2005-08-08

政局メモ・2

郵政解散で石原待望論がまたまた一部で浮上しているのだけれども、それは無茶な話だと思う。

都知事選を見ての通り、石原さんは3割の堅い支持で1位当選を狙う戦略でやっている政治家です。ここでいう3割というのは投票者の3割だから、一般庶民の3割ではない。左派色の強い東京で石原さんが都知事になれたのは、混沌の時代を上手に読んだ作戦勝ち。石原さんの強烈な個性は過半の支持を得るには向かないのだけれど、そんなことはわかってやっているはず。

小泉首相が選挙に勝つシナリオとして8月15日の靖国参拝をキーポイントとして挙げる意見をいくつか見ました。私は賛同いたしかねます。

少数党が乱立している状態で小選挙区を勝ち抜くことが求められているなら、理解できます。しかし9月11日投開票となる衆議院議員選挙は自民党VS民主党の戦いです。しかも小泉首相側は多くの選挙区で保守分裂の戦いを強いられます。そのうえ、古賀さん、亀井さん、綿貫さん、平沼さん、高村さんら反小泉派の中核メンバーは例年靖国神社に参拝しており、靖国参拝は小泉自民党が造反組を突き放す材料とはならないと思います。

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