まず個人作成の著名な反対派ウェブサイトをご紹介します。
続いて郵政公社関連団体のウェブサイトをご紹介します。
著名人の郵政民営化反対の意見をいくつかご紹介します。
そして民主党の改革案は以下の通り。
その他、参考情報など。
まず政府案(自民党案)に賛成する意見、援護射撃する意見をご紹介します。
続いて、民営化には賛成だが政府案には反対という立場から反対票を投じた議員の意見表明を2つご紹介します。端的には3事業一体での民営化を主張されています。(注:政府案は民業圧迫回避のため4分社化)
「ウェブでは郵政民営化支持が優勢」という意見があります。実際には、そうでもありません。Google などで検索しますと、著名な反対派サイトは、そんじょそこらのブログよりは上位に登場します。サーバーカスケードには陥らないよう注意したいものです。
「ウェブでは郵政民営化支持が優勢」と感じている方は、おそらくはてなブックマークのユーザが多く徘徊する地方を見ているのでしょう。
ブログ界隈で著名な論客系ブロガーにはいわゆる保守派が多く、小泉首相支持、郵政民営化支持、中国と韓国は嫌いだけど台湾は好き、といった意見が目立ちます。2ch にも同様の傾向があります。
けれども庶民系ブロガー(主に長文を書かない人々)の間では民営化の賛否は拮抗しています。民主党支持も強い。世論調査の結果に近い印象です。
興味深いことに、郵政民営化反対の方々が紹介する記事には著名人の発言が多い。民営化賛成の方々が竹中大臣の発言ではなく Irregular Expression の記事にリンクすることと対照的です。いわゆる「ネット右翼」のマスコミ不信とウェブにおける素人言論への期待と信頼が垣間見えます。逆にそれ以外の方々は、マスコミ報道や既存の言論人の発言にけっこう満足しているのかもしれませんね。
今、ある種のブロガー達にウェブ上の郵政民営化反対の意見が見えなくなっているとすれば、思想によるウェブ上の住み分けがどんどん進んでいるためでしょう。こうなると皮肉にもみんなが見ている Yahoo!ニュースの価値がいっそう高まってきます。どこかに思想を超えた情報の集積地がないと困るのですが、結局それはマスコミの役割なんですね。